職員インタビュー

多様性を尊重する風土の中、IT全般統制で市場の健全性を担保する。
2019年入社
金融事業部Technology Risk
マネージャー
中国出身。2013年、大学卒業後に来日。大学院で学んだ後、2016年に外資系総合コンサルティングファームに入社し、ERP導入プロジェクトに携わる。その後、充実したワークライフバランスを求めて転職を決意し、2019年にEY新日本入社。メガバンクをはじめとする金融業界のクライアントに対してシステムのIT全般統制(ITGC)等のIT監査業務に携わる。(2026年取材時点)

より健康的な働き方を求めて

前職の外資系総合コンサルティングファームには約3年間勤務しました。グローバル展開をしている大手企業のERP導入プロジェクトに参画。やりがいのある仕事ではあったものの非常にハードで、結婚したことを契機に、働き方そのものを見直そうと考えて転職に踏み切りました。がむしゃらに3年間働いたことで、IT人材として自分で考えていた以上に高い実務能力が身についていたこともその理由の1つでした。経験とスキルを生かしつつ、穏やかな環境で落ち着いて働きたいと考えていましたので、EY新日本はまさに望んでいたとおりの会社です。過度な残業やハードワークを強いられることはなく、ワークライフバランスを大切に、健康的に働けると感じました。
一方で内部統制についての知見がまったくなかったことは、不安材料でした。そこで入社前にトライアルの意味で業務を体験させていただくことになり、クライアントのITシステムの運用状況に対する監査プロジェクトに参画。前職はベンダー側で評価される立場でしたが、今度は評価する側に立ったことが非常に興味深く、刺激的でした。チームの雰囲気が穏やかですぐに溶け込めたこともあり、私は迷うことなくEY新日本への入社を決心。妻も私の決断を大変喜んでくれました。
INTERVIEW

市場の“門番”として

現在私は金融事業部Technology Riskにおいて、主にメガバンクのシステムのIT全般統制(IT General Controls=ITGC)を担当しています。IT全般統制とは、企業の財務情報の信頼性を担保するために、情報システムを安全かつ適切に運用管理するための仕組みのことです。例えば会計システムに誰でもアクセスできる状態であると、重要な財務数値が簡単に書き換えられてしまうリスクが否定できません。日常的なシステムの運用保守についても、規定に沿って正しく行われていることが求められます。このようにアクセス権管理や運用管理、開発・保守、外部委託などの領域についてルールを整備し、しっかり運用することで、不正やエラーが発生するリスクを防ぐことがIT全般統制の目的です。
私はマネージャーとしてスタッフの書いた調書をレビューし、評価の結果が適切かどうかを判断する立場にあります。調書はアメリカのSOX法に基づいて設立されたPCAOB(Public Company Accounting Oversight Board=公開企業会計監督委員会)の基準に沿って評価されます。万一、統制上の不備があった場合、クライアントに見解を聞いたりEY新日本としての認識を伝えたりはしますが、報告そのものはEYのグローバルおよびPCAOBのレビューを受けることになります。時には発見した不備について、クライアントとの粘り強い交渉の末、リスクを軽減していただくこともあります。
IT全般統制は上場企業の財務報告の信頼性を担保するものであり、資本市場の健全性を支える上で必須の存在です。ですからわれわれの基本にあるのは、クライアントのためではなく、社会のため、市場のためというスタンス。まさに市場の透明性を担保する“門番”としての使命が課されているのです。

自律的な働き方が可能

健全な働き方を求めたことがキャリアチェンジの大きな動機でしたが、EY新日本で働く日々は、まさにその希望がかなったことを実感させてくれます。
例えば22時には、パソコンが自動的にシャットダウンされるルールとなっています。事前に申請していないと開くことはできませんし、日曜・祝日は終日使えません。この仕組みのおかげでダラダラと仕事を続けることはなく、メリハリのある仕事ができています。私の場合、3歳の子どもがいますので、仕事帰りに保育園までお迎えに行き、シャワーを浴びさせ、晩ご飯を一緒に食べて寝かしつけてから仕事を再開するというリズムで過ごしています。これは私にとってとても心地よい生活です。中抜け制度を利用すれば、仕事中に子どもをクリニックに連れていったりすることも可能です。
そもそもシステム監査の仕事自体、計画性を持って進められる点が特徴だと思います。年間の監査スケジュールはあらかじめ決められており、監査項目もはっきりしているため、比較的管理しやすいのです。前職ではトラブル対応など、休日や深夜に突発的な対応を求められることがよくありましたが、今はそうした懸念はまったくありません。健全で平穏な日々を実感しています。

多様な背景の人材が活躍する

私は中国人で、日本びいき父のもと、アニメやゲームを通じて日本に親しみを抱きながら育ちました。幼い頃から日本語や日本文化に触れ、大学では日本語を専攻し、文部科学省の国際交流プロジェクトで日本を訪問したこともありました。ですから日本の大学院に留学した後、帰国せずにそのまま日本で就職したことは、念願がかなったという思いでした。
前職でもそうでしたが、EY新日本で働く上で、国籍が日本ではないことなどによって不利益を被ったり不快な思いをしたりといったことは一切ありません。現在も所属チームの3分の1は外国人で、韓国人、インド人、アメリカ人など、多様なバックグラウンドの人材が一緒に働いています。パートナーがNYオフィスで長く務めたシンガポール人ということもあってチームのミーティングは基本的に英語。クライアントが日本企業の場合は当然日本語でコミュニケーションしますが、調書はPCAOB基準ですので英語で書きます。多様な言語が飛び交う職場は、まさにEY新日本の多様性を重視する考え方とインクルーシブな企業文化の象徴です。私のことでいえば、妻は韓国人で、家庭内のコミュニケーションは日本語と、家庭内もダイバーシティな環境となっています。

外国籍人材のロールモデルを目指したい

EY新日本は、出向や異動のチャンスが広く開かれているモビリティ制度も魅力です。海外勤務や各拠点との連携もが可能で、私もチャンスがあればぜひ挑戦したいと考えています。中国にはこだわらず、シンガポールやニューヨークなどでの勤務に関心があります。
また、マネージャーに昇格したことで自分の目線が上がったことを自覚しており、今後はさらに上を目指したいと考えています。特にパートナーにはまだ外国人が少ないので、ぜひ挑戦したいと考えています。一般的に日本企業で外国人が昇進するのは難しいというイメージがあるらしく、私も外国人のスタッフたちから昇進について質問されることが珍しくありません。これから私がパートナーを目指していく姿を見せることで後輩たちが「自分も」と後に続くモチベーションを得てくれたら、こんなにうれしいことはありません。その結果、さらなる多様化が進み、EY新日本がより働きやすく、魅力ある組織になってくれたらと考えています。
DAY OFF
趣味は野球グラブのコレクション
休日は子どもと一緒に過ごすことがほとんどです。子どもが寝たら、コレクションの野球グラブを磨いたり、プラモデルの塗装をしたり。グラブはプロ野球の選手が使用したものを中心に50個ほど、大切にコレクションしています。

ONE DAY SCHEDULE

  • 09:30出社
    スケジュールとメールをチェック
  • 10:00ミーティング
    内部統制評価の不備改善についてクライアントと打ち合わせ
  • 12:00ランチ
    チームメンバーと周辺のお店でランチ
  • 14:00内部ミーティング
    シニア以上のチームメンバーと定例ミーティング
  • 15:00調書レビュー
    スタッフが作った監査調書の詳細レビュー
  • 17:30退社
    子どもを保育園でピックアップ

OTHER INTERVIEW