監査トレーニー座談会

監査トレーニー制度
夢をかなえる道がある。
志さえ、持ち続ければ。

2017年入社
第2事業部 スタッフ
西田 智夏
経済学部経営学科卒業後、IT系企業に入社し、2年弱、ネットワークエンジニアとしてネットワーク構築等の業務を担当。その後、監査トレーニー制度を利用してEY新日本に転職。現在に至る。
2016年入社
第3事業部 スタッフ
中村 友美
経済学部経営学科卒業後、エレクトロニクス系のメーカーに就職。財務経理部に配属され、約2年半、経理業務に携わる。その後、監査トレーニー制度を利用してEY新日本に転職。現在に至る。

お二人とも一般事業会社勤務を経た後、EY新日本に入社されていますね。

中村
私が公認会計士の道を志したのは中学時代でした。その夢をかなえようと学生時代に本格的に勉強を始めたのですが、残念ながら合格できず、メーカーに就職して財務経理部で連結業務や開示業務を担当しました。その間も会計士への夢がしぼむことはなかったです。そして、EY新日本が監査トレーニー制度をスタートさせると知り、“これだ!”と思って一歩を踏み出すことにしました。
西田
私の場合、もともと英語が得意で学生時代に留学も経験したことから、USCPAの資格を取ろうと思ったことがスタートでした。卒業後、IT企業に入社してエンジニアの仕事をする傍ら、予備校に通いながら勉強を続けていたのですが、中村さんと同じく、監査トレーニー制度のことを知って、思い切ってチャレンジすることにしました。
中村
最初に監査トレーニー制度を知ったときは、ちょっと信じられなかったです。残業がなく、試験休暇が取得でき、予備校の授業料も一部負担していただけるなんて、そんなにうまい話があるわけがないと思ったほど(笑)。
西田
しかも正社員としての採用ですから、万一、会計士の道を諦めるようなことになったとしても、キャリアが途切れる心配をしなくてすみます。同様の制度は他法人にもあるようですが、正社員での採用はEY新日本だけ。社会人から一念発起してチャレンジする私にとって、この安定感は魅力でした。
中村
何より、監査補助者として実際の監査業務に携われるというのが、嬉しかったです。試験のための勉強と並行して実務も経験できることで、しっかりとした知識を身につけられると考えました。
西田
私はIFRSに興味があったので、その旨を伝えたところ、IFRSとJGAPPの両方を採用しているクライアントのチームにアサインされました。実務を通じて学べる環境が得られたのは、本当によかったです。
中村
入社の時期を自分で決められるのも、転職者にとってありがたいですね。
西田
後任者への引き継ぎは責任をもって行いたいですから、私は入社まで4ヵ月ほど時間をいただきました。こちらの都合に合わせていただけるのは、助かりました。

監査トレーニーとして、業務と試験勉強をどのように両立されましたか。

中村
普段から定時で帰らせていただき、毎日、予備校に通っていました。往査先から学校までちょっと距離があったので、パートナーから「ちゃんと間に合う? 早めに帰ってもいいですよ」と言っていただいたこともあります。おかげで平日でも6時間は勉強できました。
西田
事業会社だと、仕事は仕事、勉強は勉強と分けて考えなければならないので、なかなか十分な時間は確保しづらいですよね。その点、EY新日本は、たとえ繁忙期でもしっかり勉強の時間を取ることができます。法人全体として、若い人材を育てようというカルチャーが根づいていることもあると思います。
中村
最近では選択シフト勤務制度が導入されたので、これから監査トレーニーになる方は、私たち以上に時間の融通が利くようになって、しっかりと勉強時間を確保できるようになると思います。
西田
チームの皆さんが応援してくれているから、勉強のモチベーションが下がることもなかったですね。
中村
そうなんですよ。応援に応えなきゃという気持ちがわいてくるし、合格することで恩返しをしたいという思いも強くなります。孤独感はなかったですね。
西田
マネージャークラスの先輩がサポーターとなってくれるのもありがたかったです。
中村
同感です。勉強のアドバイスをくれたり、迷ったり悩んだりしたときには支えてくれたり、サポーターには本当に感謝しています。その支えに報いたいという気持ちが、勉強のエネルギーになりました。今振り返っても、監査トレーニー制度がなかったら、公認会計士という夢はきっとかなえられなかったと思います。

一般事業会社を経験したことは、遠回りでしたか?

中村
遠回りではなかったと思います。
西田
むしろアドバンテージとしての側面があると思っています。
中村
以前、ある会計基準についてチーム内で議論していたとき、前職の経験に基づいて「こういう考え方もあるのでは」と意見を口にしたところ、「なるほど、ありがとう」と上司に言われたことがありました。前職では考えられないことだったので、びっくりしたほどです。上下の別なく、フラットに意見を言えるのはEY新日本ならではの魅力だと思いますが、だからこそ、前職で得た知見も活かしやすい環境だと思います。
西田
中村さんは前職で経理部門にいらしたから、なおのこと、その経験を活かしやすいでしょうね。
中村
そうですね。事業会社が数字をつくる上でどういう考え方をするかということを現場で体験していたので、逆の立場となった今、その考えが手に取るようにわかります。
西田
組織の中の力関係や会社としての考え方など、事業会社にいたからこそ理解できることも多いです。私は現在IT関係のクライアントを担当しているのですが、前職がエンジニアだったこともあって、技術用語などが理解できるのも、アドバンテージだと感じています。あと、ExcelなどのPCスキルも事業会社の業務で自然と鍛えられましたから、自分の武器になっています。
中村
想定外だったのが、試験に合格したらチームの皆さんが「働きながら合格するなんて、すごいね」「頑張ったね」と賞賛してくれたことでした。私としては周囲のサポートのおかげだと思っていたのですが、皆さんはむしろ私のことを評価し、認めてくれたというのが嬉しかったです。
西田
そんなふうに公認会計士を目指す若手を応援してくれるカルチャーがあるから、ぜひ多くの方に監査トレーニー制度にチャレンジしていただきたいですね。