職員インタビュー

デジタルフォレンジックのテクノロジーを駆使して実現したいのは、安心・安全なネットワーク社会。
2018年入社
Forensics事業部 マネージャー
国内セキュリティ企業を経てEY新日本に入社。インシデントレスポンスサービス、フォレンジックトレーニング業務に従事し、標的型攻撃や不正アクセスなどのセキュリティインシデントを中心としたフォレンジック業務を経験。現在はマネージャーとして担当チームを牽引。(2021年取材時点)

培ってきた技術や知見を、さらに磨くための選択

以前は、インシデントレスポンスを中心としたセキュリティサービスを提供する企業に在籍していました。当時から技術職として携わっていたのが、デジタルフォレンジックです。デジタルフォレンジックは、マルウェア感染や不正アクセスなどに対応するインシデントレスポンスや、法的紛争・訴訟などに際して電子データの証拠保全や分析を行う調査技術の総称です。EY新日本に入社するきっかけとなったのは、EYが協賛するフォレンジック業界向けのイベントに参加したことでした。現在の上司にあたるパートナーと出会い、Forensics事業部での業務について詳しく話を聞くうちに、EYのグローバルネットワークと専門性を兼ね備えたプロフェッショナル集団の一員になりたいと思うようになりました。培ってきたデジタルフォレンジック分野の技術や知見を、より一層社会に還元することができ、さらなるスキル向上やキャリアアップを望めると考え、EY新日本への転職を決意しました。
INTERVIEW

見えない脅威に、技術力で立ち向かう一員として

Forensics事業部は、約80ヵ国5,000名超(2021年10月時点)のプロフェッショナルで構成されたEYのグローバルネットワークとつながる、不正調査、不正対策、コンプライアンス専門のサービスラインです。業務領域によって分かれた複数あるチームの中で、私はテクノロジーチームに所属しています。主に従事しているのは、セキュリティインシデントの対応支援と、デジタルフォレンジックトレーニングです。インシデントの対応支援では、マルウェア感染、不正アクセス、機密情報の流出など、クライアントにとってセキュリティ上の脅威となるインシデントにおいて、あらゆる電子データを解析し、その原因や影響、対応策を検討し、クライアントをサポートします。一方で、デジタルフォレンジックトレーニングでは、EYが持つ豊富なナレッジを基に作成した高度なデジタルフォレンジックスキルを習得するためのプログラムを提供しています。主な受講者は、公的な捜査機関や企業内でセキュリティに携わる職員やエンジニアの方々です。

仮説を立てて調査に臨み、分析結果の精度を高める

入社して3年目となった今期、テクノロジーチームのマネージャーに昇格しました。管理職という立場になり、与えられる裁量や責任が増したことで、シニアスタッフ時代とは異なる大きなやりがいを実感する毎日です。セキュリティインシデントの対応支援を例に挙げると、エンゲージメントマネージャーとしてフロントラインに立ち、ヒアリングや情報収集から始まるプロジェクトの全体を統括しています。流れとしては、調査の目的や課題の確認→調査手法の検討→調査対象の設定→調査方針の決定→調査の実施→調査結果の分析と精査→調査報告書の監修と続いていきます。各プロセスにおいて主導・監督するのがマネージャーの役割です。調査においては原因や影響範囲の仮説が重要であり、分析結果を踏まえて調査の精度を高めインシデントの被害を最小限にとどめることに貢献します。その重責を担えることに、マネージャー職の醍醐味を感じています。

EY新日本だからこそ得られる、プロフェッショナルとしての強み

EY新日本でデジタルフォレンジックに携わる魅力としては、監査法人という特性を活かした調査時の連携があります。たとえば、監査クライアントでランサムウェア感染やビジネスメール詐欺といったインシデントが発生したケースです。保有資産や会計監査に影響を与えかねないため、監査チームと合同で企業の調査結果を評価し、調査の見落としや二次被害に繋がる可能性がないか評価します。財務会計やビジネスといった観点からもセキュリティインシデントに関われることは、監査法人ならではの魅力だと思います。また、テクノロジーチームでは、あらゆるインシデントに対応できるように、数々のフォレンジック専用機器を保有しています。非常に高度な解析機能を持つソフトウェアやツールも多く、これらを利用する解析者にとっては大きなメリットとなっています。さらに、デジタルフォレンジックに関するナレッジのアップデートにチームとして特に力を入れています。スキル習得のためのトレーニングや、外部プログラムを受講する際の支援など、その充実ぶりは入社する際の敷居を下げてくれるはずです。

人材不足の解消が、社会に安心・安全をもたらす

現在は在宅勤務が中心ですが、オフィスに通うことも苦ではありません。拠点がミッドタウン日比谷に移り、非常に働きやすい環境が整っています。働く場所や時間帯を選択できるので、平日のライフスタイルを充実させることもできます。有事対応の際を除けば業務を調整し、長めの休暇を取ることも難しくありません。デジタルフォレンジックの分野で活躍したい方がEY新日本に参画され、プロフェッショナルとして共に働けることを楽しみにしています。年々増えていくセキュリティの脅威に対して、対応できるプロフェッショナルの数が圧倒的に少ないのが現状です。チームの増員に合わせて、多くのチームメンバーが専門的なスキルを習得、駆使して、安心・安全なネットワーク社会の実現に貢献できることを期待しています。
DAY OFF
妻との「外食」も楽しみの一つ
休日は、妻と隅田川沿いや日本橋周辺を散歩してリフレッシュしています。また、コロナ禍であまり外食ができなかったこともあり、自宅で料理を楽しむ機会も増えました。飲食店の営業が再開されてからは、気になっていた和食店などに出かけ、少し贅沢な食事をして英気を養うことも楽しみの一つです。

ONE DAY SCHEDULE

  • AM 9:20在宅勤務開始
  • AM 9:30チームの案件、アサイン状況などについて管理職ミーティングで確認
  • AM 10:30事案の進捗についてチームミーティングで共有
  • PM 11:30タスクを確認し、作業の進め方などを検討
  • PM 12:00家族と自宅周辺でランチ
  • PM 13:00データの解析・検証、資料作成
  • PM 19:00在宅勤務終了

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