職員インタビュー
AIを活用した監査ツールの開発で、4,000名を超える監査プロフェッショナルに「考える時間」を。
2016年入社
アシュアランスイノベーション本部 兼 金融事業部 シニア
アシュアランスイノベーション本部 兼 金融事業部 シニア
大学卒業後SIer企業に就職。システムエンジニア兼プログラマーとして、金融機関や教育機関などのインフラ構築やシステム開発に従事。監査法人に興味を持ちEY新日本に入社。金融事業部のデータアナリティクス業務を経て、現在はAIラボに所属し、AI監査ツールの運用/開発に関与するとともに金融機関に対する監査業務に従事。(2021年取材時点)
新たなチャレンジにふさわしいステージ
前職では、様々な業界・企業のインフラ構築やシステム開発に携わっていました。転職を考えたのは、システムエンジニアやプログラマーとして培ったスキルを活かしながら、経験したことのない案件にチャレンジしてみたいと思ったからです。監査業界に興味をもったのは、転職エージェントからの紹介がきっかけでした。デシタル領域のテクノロジー開発を担えるエンジニアが求められていると聞いて興味をもち、全く無縁の業界でしたが逆に好奇心をかき立てられました。大手監査法人を中心にアプローチする中で、EY新日本に入社する決め手になったことは二つあります。一つは、新たな挑戦としてデータアナリティスク業務に携われること。もう一つが、EY新日本の一員として働きたいと思えたことです。面接から採用に至るプロセスの中でお会いしたEY新日本メンバーの皆さんが、時間を惜しむことなく業務や監査業界のことを教えてくださり、親切丁寧な対応ぶりや人柄の良さに魅力を感じました。
INTERVIEW
「2つの業務」の兼務を自ら志願
入社した2016年に配属されたのは金融事業部でした。銀行や証券会社などの各種金融機関に特化して監査業務を行う部門です。私はデータアナリティクス業務に携わり、2020年からは業務が集結され、次代のデジタル監査や保障ビジネスモデルの実現に向けて設置された、アシュアランスイノベーション本部、AIラボという組織に所属しています。AIを活用したリアルタイムでの不正検知やリスク識別などを目指すテクノロジーの開発が行われており、私はエンジニアとしてAI監査ツールなどの開発に携わっています。開発を進めるツールは、監査業務の変革に役立てるためのものです。そこで、業務の実態や日々のオペレーションなどについて詳しく知る必要があるため、監査業務も兼務させてほしいと自ら上司に相談し、現在は大手信託銀行の監査チーム及びグループ会社の監査に携わっており、主に有価証券を担当しています。
多種多様な価値観が強みになる業務
AIラボでの私のミッションは、煩雑な定型業務のオートメーション化を推進し、EY新日本で監査業務に携わる4,000名超の会計士に「考える時間」を増やすことです。オートメーション化を実現のために、アイデアを練りながらツールの開発を進め、導入したツールについても検証や進化も絶えず行っています。その際に重要なことは、オートメーション化する業務と、人間が担うべき業務をどのように棲み分けるか。一つのハードルになるのが、変わらぬスタイルで監査業務を続けてこられた会計士の皆さんの「慣れ」の問題です。たとえば、今では社会に定着したリモートワークも、当初は業務に支障が生じるといった声が大半でした。プロフェッショナルサービスの強化に向けて必要な、業務やオペレーションを選別する基準やルールをつくる。そのためにも、金融事業部での監査業務を兼務していることが非常に役立っています。変革に必要なのは、先入観のないフラットな目線です。それは、別業界に居たことがあるからこその強みと自負しています。
定型業務に費やす膨大な時間をツール開発によって削減
どれほど優れたツールでも、使いたくなるツールでなければ価値は発揮されません。その意味でも、私がツール開発に面白さを感じるのは「データビジュアライゼーション」いう側面です。高いユーザビリティを目指し、複雑な会計データの視覚化にも取り組んでいます。単に数値を羅列するのではなく、人間工学や心理に基づいて表示方法や色彩などに工夫を施すことで、直感的な洞察を可能にしたいと考えています。前職時代にはなかったやりがいを感じますし、答えが一つではないことが私の原動力になっています。会計士チームと意見交換を繰り返し、生まれたアイデアをツールに反映する。その結果、膨大な時間が割かれていた定型業務が削減される。そうした貢献ができた時の喜びは格別です。AIラボで開発されたツールの中には、海外のEYに展開されるものもあります。自分が活躍するフィールドを世界にまで広げたい方にとっても、EY新日本は魅力的なステージだと思います。
成長を実感できることが最大のモチベーション
入社する際は、業界も職域も異なる転職に不安を感じていましたが、それは杞憂でした。今でも周囲に対して質問することは多いですが、困っている同僚を放っておかないEY新日本の風土に支えられています。些細なことであっても「できなかったことができるようになる」という成長を、日々実感できることが大きなモチベーションになっています。様々な分野のプロフェッショナルから、必要な時に必要な知識を幅広く習得できる。興味のあるプロジェクトに手を挙げて参画し、個人の裁量で業務を進められる。こうした特徴もEY新日本で働く魅力だと思います。また、今年度からデータ&テクノロジー人材対象の新人事制度もスタートしました。マネジメントを担わないキャリアの選択など、多様な専門性・志向性に対応した人事評価や、市場価値に応じた報酬水準を実現するための制度です。一つの専門領域を究めてスキルアップしたい方にも、専門領域を広げてキャリアアップにつなげたい方にも、EY新日本は期待に応えられる監査法人だと思います。
DAY OFF
- ストレス解消法は「赴くままに歩くこと」
- 友人とご飯に行ったり、映画やドラマを観たり、楽器を弾いたり、本を読んだりと、休日の過ごし方は日によって変わります。最近は運動が足りていないと感じるので、散歩に出かけることが増えました。目的地を決めず、赴くままに歩いているので、季節の花や知らなったお店を発見できることも楽しみの一つです。
ONE DAY SCHEDULE
- AM 9:30在宅勤務開始。スケジュールやメールを確認
- AM 10:00AIラボのチームミーティングに参加
- AM 12:00ランチ
- PM 13:00監査クライアントの内部統制に関する評価業務
- PM 16:00データアナリティクス業務およびレビュー対応
- PM 19:00在宅勤務終了