Women's Career at EY 女性の活躍
シニアマネージャー
自分の生き方は自分で決める意思さえあれば、きっとかなう
2008年入社/第5事業部 シニアマネージャー
A.Seki
A.Seki
2008年に学生非常勤として入社。大手私鉄会社、建設業などの監査に従事。2012年シニア昇格、2018年育休中にマネージャー昇格、2023年シニアマネージャー昇格。3児の母として、これまで3度の育休・産休を取得。
生き生きとした女性の姿に惹かれ
私が公認会計士という職業を知ったのは、高校3年生の特別授業でした。実際に公認会計士の方が学校に来て講義をしてくださり、「専門性を生かすことで、女性のライフイベントがあっても長く働ける」というお話を聞いて自分も目指してみようと思ったのです。手に職をつけて、ライフイベントがあってからも働き続けたいと考えていた私にとって、公認会計士はとても魅力的な職業に映りました。
就職活動では大手監査法人を中心に訪問しましたが、特にEY新日本は一人一人が個性を大切にしながら働いているという印象があり、何よりも女性が生き生きとしているという雰囲気を強く受けました。当時はどの法人も今ほど女性の管理職は多くなかった時代です。その中で、EY新日本では子育てしながら働いている管理職の女性がいて、実際に話を聞くことができ、ここなら仕事と育児を両立できる環境があるのではと感じました。私にとってのロールモデルに出会えた思いでした。
仕事も、育児も、両方楽しめばいい
学生非常勤として入社し、その6年後に第1子の男の子を出産しました。出産の2年前にシニアに昇格し、徐々に上場企業の監査の主査も任されるようになり、高い充実感を持ちながら仕事に取り組んでいた頃でしたが、初めての子育ては想像以上に大変で、仕事と育児のどちらに比重を置くか、ずいぶん悩んだものでした。
復職後、仕事も育児も中途半端になってしまっている、どちらに比重を置くべきか、ともやもやした思いを抱きながら過ごしていたところ、女性の上司からの「仕事も育児も、両方楽しめばいいじゃない、両方頑張っている私たちはすごいと思わない?」という一言。ハッとし、どちらか選ぶ必要はなく、両方楽しめばいいんだ、と気付かされたのです。上司は、私が悩んでいる姿を見て、背中を押してくれたのでしょう。スキルや経験があるのにキャリアアップを目指さないのはもったいないという気持ちもあったかもしれません。
上司の言葉に私は勇気をもらい、子育てをしながらマネージャーへの昇格も目指そうと、気持ちを切り替えることができました。
大切なのは自らの意思でリングに上がること
マネージャーに昇格したのは、第2子を出産し、育児休業を取得している時でした。出産した月に昇格面談を受けたことを覚えています。
昇格面談を受けるには、当然のことですが本人にその意思がなければなりませんし、自らその思いを表明することが求められます。それまでの私は、仕事か育児かと悩んでいたこともあって、昇格への意思を表していませんでしたし、上司や同僚も、今は子育てに比重を置いていると理解されていたと思います。だからこそキャリアアップを目指すなら自ら手を挙げることが重要です。名乗りを上げ、リングに上がる、そんな気持ちは不可欠でしょう。
そうした意思表示をすれば周囲は喜んでサポートをしてくれます。男性のパートナーは面談の練習役を買って出てくれましたし、昇格面接も産後の負担を考えて時期を調整していただきました。
それまで悩んでいた日々がもったいないと思ったほど、意思表明してからの周囲のサポートは、とても力強く感じました。同時に、かつては少なかった女性の管理職も大きく増加し、ライフイベントを経ても性別関係なくチャレンジし、活躍できる、仕事も育児もどちらも満喫することが当たり前という空気に大きく変わったと実感しました。2019年に大手監査法人で初めて女性のトップが誕生したことは、そうした変化の象徴でしょう。
やりたいことは何でもできる
現在私は9歳、5歳、4歳の3人の子どもを育てながら、シニアマネージャーとして仕事をしています。以前は母親である自分が頑張らなければという思いで子育てや家事を一人で背負い込んでしまっていましたが、今は夫に頼れるところは頼ろうと割り切り、うまく分担しながら子育てと家事を担っています。子どもの習い事の送り迎えには、「中抜け勤務制度」を活用しています。子どもの急な発熱時なども、この制度はとても重宝しています。
仕事の面では通常の監査業務に加え、データとテクノロジーを活用したSmart Auditの推進活動、リクルート活動、パートナーを目指すLEAP研修への参加と、活動の場はずいぶん広がりました。仕事や育児以外にも、以前では考えられないほどさまざまなことに貪欲にチャレンジしており、充実した日々を送っています。自分のタイミングやペースでいろいろなことにチャレンジできる、そのチャレンジを周囲もサポートしてくれるのがEY新日本の魅力の1つです。
高校時代の私が、公認会計士は女性にとって魅力的な仕事だと感じた背景には、時間で成果が決まる仕事ではないという思いがありました。これは今も変わらず、専門職であるからこそ、時間でアウトプットが左右されることはないと思っています。時間に縛られる仕事ではないから、やりたいことに貪欲に取り組んでいける――これが公認会計士の最大の醍醐味(だいごみ)かもしれません。
One Day Schedule
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8:30
- 送迎
- 保育園へ送迎
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9:30
- 往査先に到着
- スケジュールとメールをチェック
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10:00
- ミーティング
- 1日の業務や相談事項など、チームでミーティング
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12:00
- ランチ
- チームメンバーとランチ
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13:00
- ミーティング
- クライアントとミーティング
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15:00
- デスクワーク
- 調書レビューや論点検討
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18:00
- 退社
- 保育園へお迎え
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19:00
- 家族と夕食
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20:00
- 家族の時間を楽しむ
Day Off
子どもの保育園で知り合ったご家族と仲良くさせていただいており、一緒に旅行にも行きます。先日も石垣島へ行ってきました。こうした関係は大切にしたいと思います。