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Woman's Cross Talk EY×女性×座談会

2007年入社 / 第5事業部
パートナー
K.Teraoka
EY新日本の誠実かつフレンドリーな雰囲気に引かれて、他の大手監査法人から移籍しました。
内部統制のアドバイザリーに従事後、自動車セクターに関与し、2016年の出産後にパートナーに昇格。現在は自動車、建設業、倉庫業、不動産業などの幅広い業種の業務執行を担っています。また、事業部内のキャリアデベロップメントや女性活躍推進なども担当しています。
2004年入社 / 第3事業部
マネージャー
M.Ogawa
自分の目標を持つ人たちが、個性を生かして協力し合う職場の雰囲気に魅力を感じて入社しました。これまで出産育児休暇を2度取得。現在は2人の子育てをしながら、国内・海外合わせて関係会社が1,000社を超えるグローバル日系企業の監査チームに所属しています。仕事と子育て、どちらに重点を置くか、自分次第でコントロールできる環境です。
2022年入社 / 第4事業部
スタッフ
H.Fujisawa
学校法人などのパブリック領域と一般事業会社の監査にバランスよく携われる点に引かれて、入社しました。現在はメーカーやサービス業といった一般事業会社、国立大学や学校法人の監査を中心に関与しています。また、学童クラブでの出張授業や新人研修のチューター、リクルートなど監査以外の業務にも関与し、挑戦の機会の多さを実感しています。

しなやかに、しっかりと、
自分の道を歩いていきたい。

自分らしさを大切にしながら、仕事と家庭を両立させていけるのが、公認会計士の魅力です。EY新日本にはそのための制度と環境が十分に整っています。
女性がキャリアを重ねていく上でのEY新日本の魅力について、話し合いました。

ライフイベントでキャリアを諦めることはない

Fujisawa
公認会計士の道を選ぶ際、ライフイベントを迎えて休職しても、復帰しやすいのではないかという点は意識しました。
Teraoka
私は自分の専門性を磨きたいと考えてコンサルティング会社から転職しました。当時はライフイベントとの両立についてそんなに意識したわけではありませんでしたが、振り返ってみればうまくサポートいただきながら、両立できてきたと思っています。
Ogawa
私も同じです。結果的にバランスよく両立させながら歩いてこられたというのが実感です。
Teraoka
一番印象深いのは、パートナー昇格のための面接と出産が重なってしまったことでした。ここで面接を諦めれば昇格の機会は数年後になるかもしれないし、だからといって出産にもしっかり備えなくてはいけません。どうしたらいいか、悩みながら上司に相談しました。そうしたら上司は「ライフイベントでキャリアアップ機会が奪われるのはおかしい」と言って、上層部にかけ合ってくださったんです。そのおかげで面接を出産後にずらしていただくことができました。
Ogawa
諦めることなく上司に相談されたTeraokaさんの“覚悟”も素晴らしかったですね。その“覚悟”を受け止め、しっかり返してくれるところは、EY新日本らしさの表れだと思います。
Teraoka
キャリアの壁にぶつかると、誰かが手を差し伸べてくれる風土なんです。
Fujisawa
Teraokaさんが面接に臨まれたのは、いつでしたか。
Teraoka
出産して2週間後でした。スーツのサイズが合わなくて苦労したことを覚えています。生まれたばかりの子どもを相手に、プレゼンテーションの練習もしました。
Fujisawa
わずか2週間後! 驚きました。
Teraoka
上司が支えてくれたのだから、今度は私がそれに応える番だという思いは強かったです。ここまできたら、やり切るしかないという気持ちでした。

仕事と家庭、軸足は柔軟に置き換える

Ogawa
私の場合、最初の出産から復職したとき、しばらくは子育てに重点を置きたいと上司に相談しました。そうしたら上司には「今は家庭中心でも、いつかは仕事中心に戻るためにエンジンをかけ直すときがくる」と言われたんです。正直なところ、いったん家庭中心に軸足を移すともう戻れないだろうという思いはあったのですが、上司の言葉に、自分次第でいつでも戻っていいんだと気がつきました。
Teraoka
軸足を仕事に置くか、家庭に置くか、その判断はあくまで自分次第ということですね。
Ogawa
しかも2人目を出産して本格的に仕事に復帰してしばらくした頃、私が仕事に軸足を戻しすぎて家庭のことがおろそかになってしまったことに気づいたんです。このときも上司に相談し、軸足を家庭に移すことにしました。
Fujisawa
ライフステージの変化に合わせてしなやかに軸足を置き換えればいいんですね。
Ogawa
もちろん、業務面ではどうしてもチームメンバーに負荷をかけることになってしまいます。素晴らしいのはその負荷をいかに最小限に抑えるか、チームのみんなで考えてくれたことです。そのため、誰かに迷惑をかけるのではという気兼ねをせずに済みました。2、3年後に下の子が小学校に入ったら、再び仕事に重点を置きたいと考えています。
Fujisawa
私にとって出産や子育てはまだあまりイメージできないのですが、Ogawaさんのお話を伺っていると、EY新日本ならばそういったことがあっても心配なく乗り越えられると感じました。
Teraoka
女性にとっては大きなテーマですよね。EY新日本には、勤務中に一時的に業務から離れられる「中抜け勤務制度」があり、多くの働くママが有効活用しています。こうした制度が整っていることに加えて、誰かが誰かを支えてあげようとするカルチャーがあることはとても心強いです。

双方向のコミュニケーションを大切に

Teraoka
業務については、やりたいことをやらせてもらったと思っています。入社してからに大手自動車メーカーを担当させていただいたり、フィリピンへの語学留学に行かせていただいたり。先ほどのパートナーへの昇格もそうですが、自分から声を上げて動けば、やりたいことは絶対にかなうという確信があります。チャレンジさせてくれるカルチャーはEY新日本の素晴らしい点です。
Ogawa
私も大きなグローバル企業を担当したことがあるのですが、どんなふうに自分のパフォーマンスを上げていけばいいか、ずいぶん悩んだ記憶があります。特に人間関係の構築は、非常に重要だと感じました。
Teraoka
人との距離感やコミュニケーションは、仕事の上で非常に重要ですね。人に合わせて指示の出し方を変えてみたり、自分の知らないことが出てきたら素直に教えてもらったり。私もそうした積み重ねで、みんなで自然に補い合えるような環境づくりを心がけました。
Ogawa
Teraokaさん、そのあたりはぜひ今度、じっくりとお話を聞かせてください。
Fujisawa
私はまだスタッフで、しかも比較的大きいチームにいるので、マネージャー以上の方とコミュニケーションする機会がそこまで多くはないです。ですから今のお話を聞いて、パートナーやマネージャーの方がチームのコミュニケーションに非常に気を遣ってくださっていると知り、うれしくなりました。
Teraoka
Fujisawaさんのチームのパートナーやマネージャーは、Fujisawaさんが思っている以上にFujisawaさんの成長を考えてくれているはずです。ぜひ気後れすることなく、Fujisawaさんからも話しかけてみてください。
Fujisawa
はい。それでも、特にパートナーの方は私にとってはやはり雲の上の存在ですし、少し緊張してしまいます。
Ogawa
その気持ちはわかります。
Teraoka
仕事の場で緊張するなら、ランチの席などで軽い話題を振ってみてはどうでしょう。パートナーやマネージャーも、どうやって距離を縮めればいいか迷っていることもあるので、すぐに反応してくれると思いますよ。

個人の志が社会貢献につながる

Fujisawa
私はまだ入社2年目で、目の前の業務をこなすのに精いっぱいです。それでもパブリック領域に携わりたいという思いでEY新日本に入社したわけですから、特に学校などの教育機関の監査を通じて次世代の人材を育てることに貢献したいという気持ちが強いです。それがきっと社会課題の解決に貢献する、私なりの道だと思っています。
Ogawa
素晴らしいお考えですね。私は母親として子育てをすることで、次世代教育の大切さを考えるようになったのですが、Fujisawaさんがその若さで明確な問題意識を持たれていることに驚きます。
Teraoka
公認会計士の仕事って、実はあんまり知られていないですよね。いつも電卓たたいている人みたいな感じで見られているのではないかって思ったこともあります。そうではなくて、実は社会に貢献する魅力ある仕事なんだということを、Fujisawaさんのような若手から発信してもらえたらうれしく思います。今や電卓を使うことはほとんどないですが。
Ogawa
EYには、Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)というパーパス(存在意義)があります。Fujisawaさんが今おっしゃった志の先はこのパーパスにつながっていると思うし、一人一人が自分の志を実現していくことがより良い社会の構築につながるのは間違いありません。
Teraoka
一般にパーパスというと、いかに現場に浸透させていくか、苦労されていると聞きます。その点EYでは、個人の志がパーパスの出発点になっているのが、素晴らしいと思います。だから非常にわかりやすく、納得できるんです。
Ogawa
EYにはメンバーが⾃らの知識・スキル・経験を生活かして、より良い社会の構築に貢献していくEY Ripplesというプログラムがありますね。
Fujisawa
私はEY Ripplesに参加して、学童保育での出張授業などに携わっています。私のような若手でも気兼ねなく参加できるプログラムで、こうした機会が用意されていることにも、EYならではの社会貢献に対する姿勢が感じられます。

ここはとてもポジティブで温かい

Fujisawa
EY新日本に入社するときは、パブリック領域に携わってみたいという漠然とした思いしかなかったので、今は自分でも想像できないくらいに幅広いチャレンジができていることに驚いています。今後も思いもよらなことにチャレンジする機会があると思うので、そうした経験を楽しみながら成長していけたらと思っています。
Teraoka
やはり、自分のやりたいことをやってほしいですし、それができる環境がEY新日本にはあると思うんです。もちろん壁にぶつかることもあるでしょうが、それも成長につながるはずです。
Ogawa
私は特別な目標もなくEY新日本に入社したので、まさか20年近くも働くことになるとは思っていませんでした。それも、Teraokaさんがおっしゃったように長く働くための制度が整っていて、お互いに支え合う風土が根付いているおかげだと思います。すごくポジティブで温かい組織なんです。ですからFujisawaさんのように新卒であっても、心配しないで飛び込んできていただきたいですね。
Teraoka
もちろん私自身これからもチャレンジを続けていきますが、一方で若い皆さんがよりチャレンジしやすい環境を構築するのも、私の使命と考えています。一人一人に働きかけながら、そうした環境づくりに取り組んで いきたいですね。これも私にとっては大きな挑戦です。