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Sector Knowledgeセクターナレッジ

業界知識の探求

EY新日本では「金融」「テクノロジー」「自動車・運輸」など、さまざまな業界特性に応じた業種(セクター)別の組織運営体制を敷いています。
EYで行われているグローバルベースでの業種別活動と密接に関連しながら、ナレッジ面では、
より細やかな区分で集積・展開しているのが「セクターナレッジ」活動の特色です。

セクター(業種)の専門性向上に関する取り組み

セクター(業種)におけるリーディングカンパニーを担当するエンゲージメントのメンバーを中心に、セクター(業種)に特有の会計・監査に関する論点や、ビジネスの動向に関する情報を集積・共有するための体制(セクターナレッジ)を組成しています。また、EY Globalの17セクターと連携して、セクター(業種)のナレッジをグローバルで共有できる体制を構築しています。

セクターナレッジによる対応力の強化


業界ごとに特性は異なり、不確実な環境下で取るべき対応にも違いが生じます。EY新日本は業種別にセクターナレッジ活動(業界知識の探求)に注力することで、事業の特性を踏まえた高品質な監査と、事業に対する深いインサイトを提供しています。


高品質な監査を支えるセクターナレッジ活動


EY新日本がつねに意識しているのは、「世の中の変化に敏感であれ」という姿勢を貫くことです。私たちは、クライアントの業界について深く学び、さまざまな情報を収集したうえで目の前の情勢と照らし合わせ、クライアントと各監査チームが最適解に辿り着くためのインサイトを提供しています。そして、これらの取組みにより業界の動向や経営アジェンダを深く理解することができ、監査品質を高めることにつながっています。

インサイトを生み出す土台


各監査チームが守秘義務を順守し、セクターナレッジ活動に参加することにより、各セクターをリードするクライアントでの経験が生かされますが、それだけでは十分ではありません。セクターナレッジでは外部有識者の招聘・講演、EYのグローバルネットワークやEY内の各専門家からの情報共有、業界団体との連携といった活動を行うことにより、つねに最新の社会情勢にキャッチアップ しています。これにより、監査品質及びクライアントにとって有用なインサイトが生み出されると考えています。

監査現場の対応力の強化をもたらす体制


あらゆる業界でビジネス環境は複雑化、高度化、多角化の一途を辿っており、セクターナレッジ活動もそれに対応すべく、部署やサービスラインの垣根を越え、グローバルな規模でも連携しながら進められています。セクターナレッジには各監査チームに加え、高度な専門性を有する部門からもメンバーが参加して、定期的な会議や、高品質な監査手法を開発する活動を行っています。これにより、現場で得られる最新情報や直面した課題を適時に収集、検討し、法人内のニュースレター等で発信できる体制となっています。 また、各セクター活動において、知識や経験が豊富で、貢献度が特に高いと認められた人材を、セクター認定者 として認定し、EY新日本内外での活躍を促すことによって、セクターナレッジ活動の効果をさらに高めています。

部門横断的なコラボレーション

EY新日本はセクターナレッジ活動を通して、各セクターの特性を反映した有効な監査手法を探求してきました。その過程で得られた知見を生かし、デジタルとセクターナレッジの組み合わせにより開発された監査ツールは監査の品質をより高めています。例えば、金融セクターで利用されている自己査定データ分析ツールや、建設業セクターで利用されているPPAD(進捗度異常検知ツール)は監査現場に浸透してきています。
サステナビリティ情報開示は各企業が属する業界ごとに特性が異なるため、セクターとの連携が有用です。セクターナレッジメンバーはサステナビリティ開示推進室と連携し、公表情報の分析等を行って知見を蓄積し、法人内外に向けて発信しています。

情報の発信による社会的価値の実現へ


EY新日本は、アウトプットにも力を入れています。セクターナレッジ活動を通じて獲得した最新の知見で世の中に幅広く貢献しうるものは、YouTube動画や専門書籍、情報センサー(会計等の専門的情報を掲載する刊行物)、企業会計ナビ(オウンドメディア・コンテンツ)といった多様なチャネルで一般にも公開しています。最近ではTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)など、サステナビリティ情報に関する開示動向情報などを積極的 に発信しています。

YouTube 業種別シリーズ
『自動車業界における気候変動開示のポイント』(自動車)
『アジャイル開発の会計処理と内部統制上の留意点』(ソフトウェア)
『製作委員会の概要』(メディア・エンターテインメント)
『TNFDに関する開示動向』(消費財対象)
『ソフトウェア取引に関する内部統制構築のポイント』(ソフトウェア)
『ライフサイエンス先進企業から学ぶサステナビリティ情報開示』(ライフサイエンス、期間限定公開)等
EY Japan - YouTube
情報センサー
『収益獲得を目的とした自社利用ソフトウェアの減損処理に係る内部統制構築ポイント』(ソフトウェア)
『化学業界における気候変動に関する開示動向』(化学)
『バイオベンチャー企業における会計処理の論点』(LS)
『鉄道業におけるサステナビリティ関連情報の保証のポイント』(旅客運輸)等
情報センター
書籍出版
『図解でスッキリ 会計で使う「割引現在価値」入門』(中央経済社、2023)
『不動産流動化のスキームと会計実務』(中央経済社、2024)
『業種別会計シリーズ 建設業』(改訂版)(第一法規、2023)
『こんなときどうする? 建設業における収益認識の会計実務』(中央経済社、2022)
『アセットマネジメントの会計実務』(二版)(第3章不動産、第4章VC&ファンドが担当)(中央経済社、2022)
『ベンダーとユーザーのためのソフトウェア会計実務Q&A』 (新版)(清文社、2022)
出版物
企業会計ナビ
業種別会計シリーズ
ライフサイエンス(第1回~第13回)
電力・ユーティリティ(第1回~第4回)
化学(第1回~第5回)
化粧品・トイレタリー(消費財)(第1回~第3回)
外食(第1回~第5回)等
企業会計ナビ 業種別会計