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【札幌事務所】リクルートブログVol.6 監査の1年

皆さん、こんにちは。
EY新日本札幌事務所スタッフの櫻田と申します。
今回は皆さんに監査業務の1年の流れをご紹介させていただきます。
・7月~10月(監査計画の立案・内部統制整備)
3月決算の会社を前提に話を進めますが、この時期は会社のビジネスを理解してどのように監査を行っていくかを考える時期です。会社の社長や監査役とディスカッションをして会社がどのように利益を上げているか、会社の内部統制が有効に機能しているかを理解して監査戦略を考えます。
ちなみに、8月~9月は長期休暇を取る人が多いです。
今年は私も3週間ほど休暇をとって旅行に行きました。
友人とコテージを借りてテニス合宿をしたこともありました。(写真は温泉に入りに行った時の私です。)
・11月~3月(内部統制運用状況評価・期末の準備)
長期休暇も終わり、ここからはキビキビ働きます。
評価した内部統制が1年を通して有効に機能しているかを確認します。
具体的には、会社の請求書や支払明細書を見てデータと一致していることや、社内での承認が適切なプロセスを経て行われているかなどを確認します。
どうしても流れ作業になりがちな業務ですが、社内ルールが守られているか確認しないと思わぬ落とし穴に落ちてしまいかねませんのでしっかりと確認を行います。
このタイミングで期末監査の準備も始めます。
期末監査は膨大な資料を見ますので少しでも前倒しして準備をすることが大事になります。
ちなみに監査法人は2月入社が多く当法人に入社すると2月は研修、3月から現場に出ることが多いです。期末監査前のピリピリ感を感じながら仕事をするのです。
・4月~5月(期末監査)
1年で最も忙しい2カ月です。
今までの10カ月はこの2カ月のために働いていました。
山のようなデータに目を通し監査を進めます。
大変なのは期限が決まっていることです。
監査報告書日がタイムリミットなのですが、会社法監査では5月末ごろに監査報告書日が設定されることが多いです。
会社から資料が提出されるのは4月半ば頃なので、1か月半で期末監査を行うイメージです。
こうして、監査報告書日を迎え監査が終了します。
以上が1年間の監査の流れです。
上場会社であればここに四半期レビューが入ったり、有価証券報告書の監査があって6月末まで期末監査期間が延長したりするなど、会社法監査の会社に比べて業務の幅が広がります。
また、決算期が3月ではない会社(「期ずれ」と呼んだりします)もあります。
札幌事務所のクライアントにも、2月決算、4月決算、5月決算、6月決算、10月決算、12月決算とさまざまな決算月の会社がありますが、期ずれ決算の会社を担当すると1年に複数の期末監査を行うことになります。
私は入社して4年目ですが、まだまだ失敗の連続です。
監査はとても奥が深く、とても一人ではさばききれませんが、
EY新日本札幌事務所にはとても頼りになる方々が多く、日々助けられています。
皆さまとこんな素晴らしい監査業務を一緒にできることを心待ちにしています。
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