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2022.07.29
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大阪事務所 第5回「勉強と実務のギャップ」

EY新日本大阪事務所ブログチーム(執筆者:R.Hashimoto)

受験生の皆さんこんにちは!

論文式試験まで1か月を切りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

この約1か月、いわゆる直前期は一番実力が伸びると言われています。私も直前の実力の伸びをとても実感しました。

暑い日が続きますが、くれぐれも体調管理には気をつけてベストな状態で本番を迎えてください!

今回のブログのテーマは皆さんが励んでおられる試験勉強と実際の業務にどのようなギャップがあるかについてです。本テーマについて昨年まで受験生だった入社1年目のスタッフ2人に初めての期末監査の経験を踏まえて語ってもらいました。

ぜひご覧ください!

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■M. Yagyu(1枚目写真:左)

こんにちは!

私は監査第2グループに所属しており、主に小売業などの監査に関与しています。

旅行が趣味で、友人といろんな観光スポットを回って休日を満喫しています!

私は『財務会計論』に着目してお話しします。実際のところ受験勉強で習った通りのことがそのまま生かされるのではなくて、その知識がベースにあるからこそ実務の内容がすんなりと頭に入ってくるのだと思います。

さらに、現場での経験が受験生時代に勉強した内容の理解をさらに深めていることを実感しています。例えば、有価証券報告書の開示チェックにおいては、財務諸表と注記の整合性をチェックする際に注記を一通り確認するのですが、開示項目について、知識があるのとないのとでは、開示における気付き事項などが全く違うと思います。チェック時には、各々の会社であるべき注記がどのようなものかを把握することが大切です。受験生時代にある程度会計を学習していることから、自分で何があるべきなのか、注記の内容は適切であるか否かを考えることができ、その結果として自分の理解さらには自分自身の成長に繋がっていると感じます!

また、先輩から、年次が上がり減損等の複雑な論点を担当することとなった際は、会計基準の原文を参照しながらより深く検討するとお伺いしました。

第5回ブログ写真_2.jpg

『財務会計論』は公認会計士試験において主要科目であり、実務でも役立つ知識が豊富にあります。上記エピソードが受験生の皆さんの勉強のモチベーションアップに繋がると嬉しいです!受験生の皆さんが合格を勝ち取り、一緒に働ける日を楽しみにしています!

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■H. Shinkai(1枚目写真:右)

こんにちは!

私は、金融事業部大阪支部に所属しており、主に地方銀行などの監査に関与しています。

休日は漫画を読んだり、動画を見たりするなど家で過ごすことが好きです!

私は『監査論』に着目してお話しします。受験生時代はまだ監査を経験したことがなかったため、テキストを読んでいてもなかなか内容が頭に入らず、苦戦した科目でした。

私が入社して初めに経験した監査業務が運用評価手続で、受験生時代はそもそも内部統制を具体的にイメージできず、どのように内部統制の運用状況を評価するのだろうと疑問に思っていました。実際には、会社の作成している稟議書類等を確認した際に押されるハンコなどの証拠があるか、契約書の金額と領収書の金額は一致しているかなどを監査人が確かめ、企業が適切に業務を遂行するための内部統制が実際に守られているかチェックしました。

期中に運用評価手続を実施することで、内部統制が適切に運用されていることを監査人が確認でき、『財務報告の信頼性は達成されているな』ということを前提として期末監査に挑むことができるため、期末監査をスムーズに開始することができると実感しました。

また、現場に入ると監査論で学んだ内容は知っている前提で業務を任されるため、今は内容を頭に入れているだけでも実務では役に立つと思います!

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受験勉強と実際の業務は共通するところもあればもちろん違うところもあります。

しかし、受験勉強で頑張って覚えた知識が無駄になることはありませんし、どこかのタイミングで自分自身を助けてくれる時がくるはずです。

このブログで少しでも受験生の皆さんに実務をイメージしていただけたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

以上、「勉強と実務のギャップ」でした!