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2021.11.02
地区事務所広島事務所

【広島事務所】Japan GradLab体験記②

広島事務所 スタッフ 村本ゆい

皆さんこんにちは!入社3年目の村本です。

EY新日本には、「Japan GradLab (Japan Graduate Laboratory:以降GradLab)」という入社1~3年目のスタッフ向けのSTEAM(※)人材育成プログラムがあり、私は2020年8月~2021年3月まで、GradLab2期生として活動しました。

※STEAM人材とは、理系素養の STEM(科学・技術・工学・数学)に、芸術的素養(発想やデザイン)の Art を加えたものです。

昨年のブログでも、GradLabでの活動について書かせて頂いたのですが、今回のブログでは、GradLab体験記②として、2021年3月に行われた最終発表の様子と、後日談を書かせて頂きます。(昨年のブログもぜひご覧ください!)

GradLabでは、約半年をかけて、先端のテクノロジーやAIを活用した監査手法について、常にインタラクティブな形で学習を行ってきました。そして、GradLabの活動の集大成として、2021年3月10日に最終発表を行いました。GradLab2期生は20名おり、5名×4班に分かれて、「法人が抱える課題と、その課題に対するソリューション」について、各班15分でプレゼンを行いました。理事長や経営陣をはじめとして総勢約300名(!)のメンバーがオンラインで視聴する中での開催となりました。

私達の班は、下記のような発表を行いました。

・法人が抱える課題:①監査調書を作成、改善する際に参考にできるものが少ない、②監査調書作成に多くの時間を割いている

・ソリューション:「投稿型の監査調書データベース:Shareccho(シェアッチョ)」

監査調書データベースがあれば、より質の高い監査調書を効率的に作成し、クライアントとのコミュニケーションや会計処理の検討により時間を使うことができる、というものです。

・プレゼンでは、データベースのデモ動画を作成して、操作する様子を紹介しました。

村本さん写真.png

・守秘義務の観点から、監査調書の固有名詞や数値を秘匿化(マスキング)する必要がありますが、そのマスキングを自動化する方法を提案しました。これは、GradLabで学んだ自動化ツールを活用しています。

・監査調書を作成する際に参考とできる情報の共有化にあたって、一定以上の品質の調書が投稿されるようにするための対応策についても、班の中で連日時間をかけて検討し尽くした対応策を盛り込みました。

・さらに、2分ほどのアニメーションを作成するなどして、視覚的にも楽しめる内容としました。

以上、15分で使用したスライドは148ページにもわたる、熱量高めのプレゼンとなりました!

他の3班のプレゼンも見ているだけでも楽しく、提案内容も「読書SNS」、「掲示板検索Chatbot」、「PJ予実管理/将来予測モニタリングツール」など、ぜひ全て実現させて使ってみたい!とワクワクさせられるものばかりでした。反響も大きく、広島事務所や他事務所のメンバーからも「どの班も想像以上に良かった!」「データベースをぜひ使ってみたい!」などの声を数多く頂きました。

そして視聴者投票が行われた結果、私達の班は僅差で優勝させて頂くことができました!

優勝した班は、プロジェクトの実現に向けてアシュアランスイノベーション本部(GradLabの統括部門)にサポートして頂くことができ、海外のGradLabメンバーとのセッションに参加することができます。

① プロジェクト実現へ向けて

現在は、企画書を作成するなどの活動を行っています。実現に向けては、守秘義務・品質管理といったハードルがあり、そのハードルをどうクリアできるか、引き続き議論を続けています。

② 海外のGradLabメンバーとのセッションについて

本来はGradLab発祥の地であるEYシドニーへ出張して、現地メンバーと交流するという想定でした。しかしコロナ禍で海外出張が難しいため、11月下旬に、オンラインでAPAC(アジア太平洋地域)のGradLabメンバーと英語でプレゼンし合う、という企画が予定されています。シドニーへ行けないのは残念ですが、海外のEYメンバーと交流できる機会はなかなかないので、今からとても楽しみにしています!

以上、GradLab2期生最終発表の様子と、後日談について紹介させて頂きました。

全体の活動を振り返ってみると、通常の監査業務との両立で手一杯になることもありましたが、自分の成長、そしてチーム全体での成長も感じられる、とても有意義で濃い時間を過ごすことができました。ただ、GradLabでの活動や最終発表はゴールではなく、現在は、Next Stepとして自分に何ができるかを考えながら、監査業務にあたる日々です。ちなみに私のビジョンを少しだけお話すると、自分のホームであるEY広島を、更により良いワークプレイスにして、全員が充実して成長していける環境にしたいという想いがあり、少しずつ行動を起こしています!

受験生の皆さん、EYにはGradLabをはじめとして、スタッフのうちからチャレンジできる環境が整っています。ぜひEYで一緒に働けることを楽しみにしています!