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2021.01.12
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【浜松・静岡事務所】USCPAスタッフインタビュー Vol.22

浜松・静岡事務所 リクルート担当 藤下亮

皆様、新年あけましておめでとうございます!年末年始はゆっくり休めましたでしょうか?

本日のブログでは、浜松事務所のスタッフをインタビュー形式で紹介したいと思います。今回ご紹介するスタッフは、アメリカの大学を卒業し英語がペラペラ、最近USCPA(米国公認会計士)の試験に合格された東郷円花さんです。USCPAの話と、実務で英語を利用する機会をメインにインタビューしました。

≪プロフィール≫

・東郷円花(とうごうまどか)

・アメリカの大学を卒業、前職は銀行員

・浜松事務所所属のスタッフ1年目

・主にグローバルに展開する製造業の監査に従事

・USCPA合格を目指す監査トレーニーとして入社し、今年の10月に合格

≪インタビュー≫

藤下:まずは、USCPAの合格おめでとうございます。

東郷:ありがとうございます。

藤下:USCPAについてあまりよく知らない方も多いと思うのですが、科目は何があるのですか?

東郷:科目はFAR、BEC、AUD、REGの四科目です。FARは財務会計、BECはビジネスや経済・管理会計・内部統制・ITなどを広く浅く問うような科目、AUDは監査論、REGは税務や法律などの科目ですね。ただし、科目の内容については細かい変更がよくあるので、それには注意が必要です。

藤下:なるほど、人それぞれではあると思うのですが、特にどの科目が難しいと思いますか?

東郷: AUDはイメージがしづらいです。AUDを英語で勉強することは日本人にとって難しいと一般的に言われています。また、USCPAの試験は現在ほぼ半分が4択の選択問題、もう半分は数字の記入で答えるのですが、BECについてのみ記述があります。記述は文法の間違いについても減点対象になるので、これも日本人にとっては難しいと思います。

藤下:そうなのですね。USCPAの勉強を始めてから1年ほどの短期間で合格されたそうですが、どのようにして短期合格できたのですか?

東郷:私の場合は米国大卒なので、英語におけるアドバンテージがあったことが一つの要因だと思います。

藤下:USCPA受験開始時の英語と会計のスキルはどのくらいだったのですか?

東郷:TOEICは965点、簿記及び会計知識はゼロでした。今となっては、USCPAを受ける前に簿記2級くらいまでの知識を習得しておいた方がよかったなと後悔しています(笑)。

藤下:TOEIC965点は本当にすごいです。USCPAの資格に挑戦するにはどのくらいのTOEICスコアがあればいいと思いますか?

東郷:個人的な意見ですが、勉強を始めるにあたっては850点くらいあるといいのではないかと思います。

藤下:日本の会計士受験生の方は会計や監査の知識は十分だと思いますから、もしTOEICでそれくらいのスコアがあれば受験を考えてみてもいいかもしれませんね。ところで、USCPAの勉強をしていて特に大変だったことはありますか?

東郷:私の場合は仕事との両立も大変でしたが日本のUSCPA受験生はあまり多くないので情報収集がまず大変ですし、孤独との戦いになります(笑)。私はTwitterでUSCPAの勉強をしている人をフォローしてコミュニケーションをとっていましたね。

藤下:なるほど、日本の会計士受験は専門学校にある程度の人数がいて、情報も充実しているのでそれはかなり違いますね。実務の話もお聞きしたいと思うのですが、現在はどのくらい英語を使う場面がありますか?

東郷:英語を話す場面としては、海外の監査チームとのミーティングで進行を務めることがメインです。また、メール等でのやり取りは時期にもよりますが週2~3回は海外の監査チームと英語でやり取りをしています。入社して間もないころからこのような業務を割り当てていただきました。

藤下:東郷さんが担当しているクライアントはグローバル企業ですから、頻繁に英語を使う機会があるんですね。ミーティングやメールではどのようなやり取りをするのですか?

東郷:私の担当している会社は日本に親会社がある会社なので、こちらの監査チームから海外の監査人にインストラクション(監査指示書)を送付し、指示を出します。そしてインストラクションに従って手続きをしてもらった結果をデリバラブルズ(監査結果要約書等の成果物)として受け取ります。ミーティングではデリバラブルズを見た結果、気になるところをアジェンダにまとめて質問します。メールでも同じようにデリバラブルズについて質問をしたり、インストラクションについて海外の監査人から質問を受けたりします。

藤下:それを全て英語でするのですね。海外の監査チームとのやり取りで大変だったことはありますか?

東郷:会社のことがまだあまりわかっていない頃は、英語はわかるけど何の話をしているかわからないということは少しありました。

藤下:英語の勉強だけでなく、企業の理解も大事だということですね。

最後に、浜松事務所に入社して仕事を経験した上での感想をお願いします。

東郷:浜松事務所のクライアントには海外子会社を持つグローバル企業が複数存在するので、日本にいながら業務を通じて多国籍な海外チームメンバーとコミュニケーションを取ることができる点がとても魅力的だと思います。その国ごとに文化や業務の進め方も違う為、新しい価値観を知ることで自分自身の知見も広がり日々勉強になります。

いかがでしたでしょうか。

日本の公認会計士だけでなくUSCPAにも興味がある方、監査法人に入社したら英語を使った仕事をしたい方などの参考になれば幸いです。

浜松事務所は地区事務所ですが、グローバルに活動する大規模なクライアントを持っており、幅広い経験ができるということも覚えていただければ幸いです。

今は合格発表待ちで自分の将来のことをじっくり考えられる時期だと思います。是非多くの人の話を聞いて、自分は将来何がしたいかを考えていただければと思います。

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