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2025.09.16
仙台・福島・山形(連絡)事務所

【仙台・福島・山形(連絡)事務所】 第12回 「EYのデジタル監査について」

仙台事務所マネージャー 村山
皆さんこんにちは!
仙台事務所マネージャーの村山です。

監査法人は夏季休暇を取りやすいというのは聞いたことがあるかもしれませんが、私もしっかりお休みをいただいて、家族とTDLでリフレッシュしてきました。とにかく暑かったですが、娘も初めてのTDLを楽しんでくれたようで良い思い出になりました。

さて、今回は、「EYのデジタル監査」についてご紹介します。
EYのテクノロジーへの年間投資額は、グローバルで約1,400億円、日本でも85億円と、かなり積極的に投資をしています。
そのため、デジタル関連のツールも毎年のように次々と監査現場に導入されています。
たくさんあるツールの中から、今回は私が実際に使っている主なものをご紹介いたします。

EY Helix General Ledger Analyzer

クライアントの総勘定元帳データを利用して、様々な観点で分析することができるツールです。
ほぼすべての監査業務で利用されており、勘定科目の月次推移分析相手勘定分析仕訳起票者分析起票日分析等をすることができます。
各種分析では、前期の仕訳計上パターンと比較して変動が大きい、監査人の理解と相違する動き等、気になるところをドリルダウンして仕訳を検証していきます。
例えば、起票日分析では、通常は想定されない土日に起票された仕訳は異常な仕訳である可能性が高いので、これをドリルダウンして検討したりします。

Project Progress Anomaly Detector (PPAD)

主に建設業の監査で活用されている進捗度異常検知ツールです。
クライアントの工事データを数年分インプットして機械学習させることで工事件名ごとの進捗率等を予測し、実績値との乖離を可視化することができます。
通常、進捗率は、発生原価÷工事原価総額で算定されますが、予測値と実際の進捗率が大きく乖離している件名は異常点として検知されます。
この工事は、なぜこんなに急に進捗したのか?
進捗度が誤っているのでは?
といった観点で検討することで、よりリスクが高い工事件名に焦点を当てた監査ができるようになります。

EY.ai EYQ / EYQ Assurance Knowledge

EY.ai EYQは、EY内部で利用できる生成AIです。
ChatGPTのように、アイデア出し資料の要約等、様々な場面で使うことができます。
実は、リクルート活動の企画を考えるときにも使ったりしています。
 
また、EYQ Assurance Knowledgeは、EY内部にある監査メソドロジーや会計実務に関する膨大な情報を生成AIが検索してくれるツールです。
例えば、監査手続に関して調べたいことがある場合に、それについて質問すると、関連するページ等を教えてくれるので知りたい情報に効率的にアクセスすることができます。

このようにEYではデータ分析やAIの活用等、最先端のデジタル技術を次々と導入して、監査品質の向上、クライアントへのインサイト提供を進めています。

また、EYでは各種デジタル関連ツールの利用方法を学べる社内研修が充実しております。

EYのデジタル監査にご興味がある方は、以下のリンクもご参照ください!

いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
東北ユニット リクルートイベントでもデジタル監査についてご紹介予定ですので、ご期待ください!

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