健全な経営基盤を支え
信頼性の高い組織づくりに貢献する
Forensics事業部 スタッフ
E. Otani
2022年入社。学生時代から企業経営や組織運営に強い関心があり、企業の健全で持続的な発展を支える仕事に携わりたいと考える。穏やかなカルチャーが自分に合っていると感じてEY新日本に入社。
経営者の支えになりたい
身近で組織や企業が意思決定を重ねて多様な経営課題に向き合う姿などを目にしてきた私は、そのプロセスの面白さや組織を動かす力に惹かれ、企業経営や組織運営について学ぶようになりました。特に興味を持ったのが、組織がどのように信頼を築き、リスクに対応しながら持続的に発展していくかという点です。就職活動に際しては、組織の健全な経営基盤を支え、信頼性の高い組織づくりに貢献できる仕事をしたいと考えました。EYのForensics事業部を志望したのは、まさにそうした想いをかなえられる場だと感じたためです。
グローバルに展開するファームとして多種多様な業界にサービスを展開していることから、EYには産業界全体の健全な発展に貢献できる影響力の大きさがあると考えました。また、面接の段階で私個人の考えや価値観に真摯に耳を傾けてもらい、穏やかでフラットな環境の中、安心して成長できると感じたことも入社の理由です。この印象は入社して数年がたった今でも変わらず、自分の考えをしっかり持って伝えれば、受け止めてもらえる非常にオープンな環境だと感じています。
平時と有事、どちらにも
私の担当している業務としては大きく2つです。1つが、企業のコンプライアンスリスク対応や不正防止体制の構築を支援するアドバイザリー業務です。具体的には不正リスクの評価・分析、コンプライアンス体制の構築・改善などです。例えば従業員に対するアンケート調査の結果、行き過ぎた業績重視の風潮によって現場の従業員が問題を報告しづらい、あるいは改善提案が受け入れられにくいといった風潮を発見したら、経営陣との意識の乖離を是正するために企業風土の改善などを提言します。
もう1つが、会計不正や贈収賄、内部不正等が発生してしまった場合の不正調査業務です。関係者インタビューやデジタルフォレンジック調査などを通じて事実関係を客観的に調査し、企業の信頼性回復や健全化に貢献します。調査委員会による調査報告書の作成に至る調査プロセスに携わるケースも多くあります。
どんなに歴史ある企業も、不祥事によって信頼を失うときは一瞬です。社会的な信用は地に落ち、時には上場廃止に至ることもあるでしょう。そうした事態に陥らないよう、企業に寄り添って、健全な経営基盤の構築に資することが、私たちの使命です。
クライアントの信頼を得るために
不正対応やコンプライアンス支援といった業務に携わる際に重要なのは、クライアントと一体となって考え、共に解決策をつくり上げていくことです。その際は、お互いの確かな信頼関係が前提となります。
ある製造業のクライアントを担当したときは、未知の分野の製品について、技術的な仕組みを徹底的に理解する必要がありました。製品や技術に対する理解が及んでいなければ、どんな提言をしたとしても、耳を貸してはいただけないと思ったからです。そこで私は外部の公開情報はもちろんのこと、膨大な社内資料にも目を通し、時間をかけて理解を深めていきました。そのプロセス自体、新しいことを吸収できる知的興奮に満ちた時間でもありました。
こうしてクライアントの製品や技術、さらには業務フローや社内の意思決定構造まで踏み込んで理解を深めていくと、クライアントから「この人になら任せても大丈夫では」と思っていただける瞬間がやってきます。不正対応のプロフェッショナルとしてクライアントの信頼を得ることができたと実感できるこの瞬間こそ、大きな醍醐味です。
一人一人を思いやる風土
入社前に感じたとおり、風通しのよい組織風土はEYの大きな魅力です。入社以来、人間関係で大きな悩みを感じたことはありませんし、困ったことに直面すると常に誰かが声をかけてくれます。違うプロジェクトの先輩が案じて話しかけてくれることも多く、壁を感じることはありません。非常にフラットでオープンな職場です。
プロジェクトの内容によってはクライアントの地方拠点に何度も足を運ぶ必要があるなど、長期の出張も珍しくありません。その場合も、出張しても支障がないかと確認してくれますし、難しい場合は別の担当に振り分けてくれるなどの配慮をしてもらえます。私自身はこの先のさまざまなライフイベントと両立させながらこの仕事を将来も続けたいと考えています。実際に子育てしながら時短勤務制度などを活用して働いている女性の先輩も多く、その姿には勇気づけられます。一人一人を思いやる組織風土の根づいたEYならば、無理なく続けられると確信しています。
専門人材として成長したい
リスクアドバイザリーや不正調査の現場では非常にセンシティブな情報を扱い、企業の意思決定や信頼に関わる重要な役割を担う場面もあります。時にはクライアントよりも内部事情に精通し、当事者意識を持って経営陣と向き合うことも少なくありません。このような高い責任と信頼のもとで仕事をすることに大きなやりがいと使命を感じていますし、社会的な意義のある仕事だと感じています。
現在はアドバイザリー業務と不正調査業務の両方に等しく携わっており、それぞれに違った魅力や面白さがあると感じています。どちらの業務においても一個人として認められ、信頼される存在となれるよう取り組んでいます。そのためにも専門知識やスキルを磨き続けることはもちろん、クライアントやチームから信頼される存在となり、責任ある役割を果たせるようになることを目指していきます。どんな状況においても高い品質の仕事を提供してベストパフォーマンスが発揮できるような、同時に周囲にもよい影響を与えられるような人材でありたいと考えています。


