EY People メンバーインタビュー

スペシャリストとして、
道は自分で開く

ITリスクコンサルタント職/IT監査職 2020年入社
金融事業部Technology Risk シニア

S.Endo

2020年入社。専門性を身に付けながら、女性として長く働ける環境を望んで就職活動を進め、EYを知る。大学の専攻に関係なく挑戦できる職場であること、誠実で温厚な人柄のメンバーが多いことにひかれて、入社を決める。

ITと会計の専門家として

公認会計士との連携のもと、会計監査におけるIT内部統制の評価業務や、委託業務に係る内部統制の保証業務を担っているのがTechnology Risk事業部です。私はその中でFSOチームに所属し、国内の大手金融機関をクライアントとして担当。保険会社や信託銀行、地方銀行、政府系金融機関など、常時10社前後のクライアントの業務に携わっています。
もう少し詳しくご紹介すると、財務諸表監査を行う上で、財務諸表にひも付く値は複数のシステムにより出力されますが、それらのシステムが正しい数値を出力できるよう統制が機能しているかを確認するのが私たちの役割です。万が一にもプログラムが勝手に書き換えられていたり、正しい権限を付与されていないメンバーが不正にアクセスしていたりといったことがないかを確かめることで、財務諸表監査の有効性を担保するわけです。
私たちの仕事はクライアントの会社の統制の不備を指摘するなど、細かいところをつつくような側面はあるのですが、その結果として重大な不備が発生するのを事前に防ぐことで、クライアントに貢献しているという実感が得られますし、クライアントから直接感謝の言葉をいただくこともあります。

知識ゼロからのスタート

文系出身の私は、専門性を身に付けて長く働きたいとの思いで就職活動に臨みました。いわゆるゼネラリストとして多様な業務を経験するのではなく、特定の分野でスペシャリストとしてキャリアを積みたいと考え、特にスペシャリストというイメージのあったITや会計の分野に興味を持ちました。そうした軸に当てはまるのが、EYのFAIT※という仕事だったのです。
入社5年目の現在はクライアントとの窓口を任されるようにもなりましたが、入社当初はITや会計のバックグラウンドがなかったため、完全にゼロからのスタートでした。入社後に行われる新人研修で受講したFAIT※研修でITや会計、監査の基礎を集中的に学習。使用した教材はかなり実務に即したもので、以後も仕事をしながら何度も読み返したほどでした。その後はチームに配属され、先輩のもとでそれぞれのクライアントを担当しながら知識を増やしていきました。
入社3年目にはFAIT※研修の講師を担当させてもらいました。私自身、まだ若手として成長途上にあるので、講師が務まるか自信はなかったのですが、背伸びすることで成長につながればとの思いで取り組んでいます。新入メンバーと向かい合っていると、私自身の入社直後の日々が思い起こされ、初心に立ち返ることができます。
※FAIT:Financial Audit IT Integration

自分のペースでタスク管理

これからいずれ出産、子育てなどのライフイベントを迎えることもあるかと思います。多様性はEYの魅力の1つ、周囲には子育てしながら働くママ、パパがたくさんいます。皆さん、それぞれの生活を大切にしながら仕事とプライベートを上手に両立されており、その姿を見ていると私も無理なく乗り越えられるという安心感を抱きます。
コロナ禍の入社以来、現在も継続して在宅勤務をしており、タスク管理も個人に任されているので、自分のペースで仕事を進めることができます。便利なのは「中抜け勤務制度」。1日所定労働時間を変更することなく働く時間帯を選択できるため、病院や役所など、平日にしか開いていないところにも、休暇を取得することなく行くことができるので助かっています。
個人的に素晴らしいと感じているのは、カウンセラー制度です。すべてのメンバーにはキャリアの先輩がカウンセラーとして任命され、2、3カ月1回程度、主にキャリアについて対話をしてくれます。一人一人の仕事や成長を気にかけてくれる、EYならではの制度です。

常に自分をアップデートする

クライアントと対峙(たいじ)する際に大切にしているのは、1人の専門家としてのプライドを持つことです。これはスペシャリストとしての道を選んだからこそのこだわりです。もちろんプライドには裏付けとなる専門性が必須ですし、日々変化する情報を収集することで、常に自分自身をアップデートしていかなくてはならないと、自分に命じています。
今後は監査経験を積んでいき、いずれは内部統制構築支援やサイバーセキュリティ関連のアドバイザリー業務に挑戦したいと考えています。また、私のチームのパートナーが女性で、就活中の面接でお目にかかって以来、私はその背中を目標にして今まで頑張ってきました。ですので、私自身もいずれはこの先輩のようにパートナーとして活躍したいという想いを持っています。

選択が正解かどうかは自分次第

自分はどんなクライアントを担当したい、あるいはどんなチームに参画したいといった希望は、手を挙げればちゃんとかなえられるのがEYです。選択肢は自分の希望の数だけあり、常に前向きにチャレンジできることが大きな魅力です。どのような道を選んだとしても、大切なのはその選択が正解だったと思えるように努力を重ねていくことでしょう。もちろん私自身がそうだったように、学生時代にITや会計などの勉強をしてこなかった方でも大丈夫。サポート体制は万全です。

One day schedule

  • AM 9:30

    【業務開始】スケジュールとメールをチェック

  • AM 10:00

    【チームミーティング】チームメンバーと作業内容や課題について認識確認

  • AM 10:30

    【デスクワーク】調書作成

  • PM 12:00

    【ランチ】在宅勤務のため自宅で食べることが多い

  • PM 1:00

    【デスクワーク】調書作成、会議資料作成

  • PM 3:00

    【クライアントミーティング】監査証跡についてヒアリングや、評価結果についての報告など

  • PM 4:00

    【チームミーティング】チームメンバーと進捗確認

  • PM 5:00

    【デスクワーク】調書作成

  • PM 6:00

    【終業】定時は17:30だが、少し残業をして終業