EY People
EYSC
監査とアドバイザリー、
どちらにも軸足を置きながら。
2010年入社 EYストラテジー・アンド・コンサルティング(出向) マネージャー
S.Yamaguchi
S.Yamaguchi
穏やかで誠実な人柄のメンバーが多いことに惹かれてEY新日本に入社。金融事業部に配属され、主に生命保険会社、証券会社の会計監査及び内部統制監査業務に従事する。2019年から2年間、EY UKのエジンバラ事務所に駐在。帰国後は金融FAASを経て、2022年より現職。国内に拠点を置く本邦・外資金融機関に対する内部統制支援やマネージドサービスなどのアドバイザリー業務に携わる。
新人時代から多様な業務を経験
学生時代に目にしたダブルスクールの案内が、公認会計士を知るきっかけとなりました。生涯を通じて働ける資格であることに加え、海外で活躍する機会が広がっているという点が当時の私にとって非常に魅力的に思えました。EY新日本を選んだのは、大手であることに加え、穏やかな社風が自分に向いていると感じたことが大きな理由でした。この印象は入社後も変わらず、今も仕事に対して真面目で穏やかなメンバーが多いと感じています。
入社して配属されたのは金融事業部でした。ここで私は生命保険会社の監査チームに所属し、会計監査及びJ-SOXの内部統制監査に従事。周辺子会社・関連会社並びに他の保険会社の会計監査業務、非監査業務に携わりました。
3年目には経験を広げるために証券会社のチームへ異動し、US-SOXに基づく内部統制監査業務及び米国会計基準に基づく会計監査業務、非監査業務を担当。会計監査業務で身に付けた専門性を非監査業務に生かしつつ、一方で非監査業務で学んださまざまな基準の知識と視点を監査業務に活用することができました。監査業務と非監査業務を並行して担当するという得がたい経験により、自分の幅を広げることができたと思います。
海外駐在の夢をかなえ、エジンバラ事務所へ
入社9年目にEY UKエジンバラ事務所への駐在が決まりました。駐在の希望を申告してから数年がかりではありましたが、入社前から抱いていた海外で働きたいという思いをかなえることができました。
エジンバラでは現地の大手銀行や日系企業の在外金融子会社等の会計監査に従事。英国会計基準、IFRSを経験できたことは、公認会計士としての専門性を高めることにつながりました。また、異文化の中でのコミュニケーションの取り方や現地のメンバーのマネジメントなどを経験できたことも、私にとって大きなプラスとなりました。Brexitや型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行期間の真っ最中で激変する経済環境の中、チーム全員でどのようにクライアントに前年プラスアルファの価値を提供できるかを考えて取り組んだものでした。
地球上のどんな情報も手のひらのスマートフォンで入手できる時代となりましたが、海外の空気やコミュニケーションのリアリティなどは、やはり現地に行ったからこそ味わえたものでした。その経験は必ず大きな自信につながると思います。EY新日本には海外で経験を積む機会が数多く用意されているので、ぜひ大勢の方に海外駐在を含むさまざまな経験をしていただきたいと思います。
出向によりアドバイザリーとしてスキルを磨く
2年間のエジンバラ駐在を終えて帰国した後、金融機関向けに財務会計アドバイザリーサービスを提供する金融FAASに所属。その1年後に、EYの戦略コンサルティングサービスを集約して提供するEYストラテジー・アンド・コンサルティングに出向する道を選びました。業務は国内金融機関に対する内部統制支援のほか、マネージドサービスとしてクライアントの関与先における効率的・効果的なオペレーションの構築などです。特に後者については、プロジェクトのPMOとして参画しています。
クライアントからの要求水準が高いことに加え、EY新日本やインド、香港、ニューヨークのEYの各拠点メンバーと連携しながら多数のプロジェクトを推進していくことは非常に難易度が高く、チャレンジングな日々を送っています。ビジネスとしても大きな成長が見込めると考えており、毎日が勉強です。
クライアントは、EYの高い専門性と課題解決能力に価値を見いだします。クライアントの経営アジェンダ推進のために私たちが寄り添い、サービスを提供していくことで、組織として成長していくことを肌で感じられるのはアドバイザリーならではの醍醐味(だいごみ)です。一緒の船に乗り、同じ目的地を目指して進んでいく、そんな一体感が魅力です。
主体的にキャリアを開いていきたい
EYストラテジー・アンド・コンサルティングに出向する際、実は転籍を選ぶことも選択肢の一つでした。しかし、会計監査に従事する道も残しておきたいとの思いから、最終的に出向を選択しました。監査法人に所属しながら私のように幅広い業務を経験し、主体的にキャリアを選んでいくことができるのも、EY新日本の魅力です。
出向期間は4年間。その後は“本籍地”であるEY新日本の金融FAASに戻ることになります。将来のキャリアについては、その後にじっくりと考えながら決めるつもりです。
EYでは、全世界のEYメンバーに向けたタウンホールミーテイングが定期的に開催され、Asia Eastのメンバーに向けての情報発信にも力を入れています。実務においても海外拠点のメンバーとの連携が盛んです。日常的にグローバルな環境で働いていることを意識することができる点も、キャリア選択の多様性や可能性について考えるきっかけとなり、将来のキャリアに対する視野が広がることにつながっています。
One Day Schedule
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9:00
- 出社、ミーティング
- パートナーも交えて、情報共有を目的としたチームのミーティングを毎日行います
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10:00
- 打ち合わせ
- 上司と論点のすり合わせや、課題解決の方向性など、業務について打ち合わせ
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11:00
- デスクワーク
- クライアントに提出するレポートを作成
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12:00
- ランチ
- 社内の仲間と一緒に、周辺のお店で食事
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14:00
- クライアントミーティング
- オンラインでミーティングを行います
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16:30
- インドチームとミーティング
- EY インドのメンバーと、定例のミーティング。毎日行われます
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17:00
- デスクワーク
- 午前に引き続き、クライアントに提出するレポートを作成
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18:30
- 退社
- 本社8階にあるジムで軽く汗を流してから帰宅
Day Off
まとまったお休みには旅行を楽しんでいます。昨年はアムステルダムとエジンバラに行きました。駐在時代の仲間と再会し、自宅に泊めてもらったのは、いい思い出です。