EY People

Technology Risk

会計とITの知見を生かした、
価値あるサービスを。

2024年入社(EYストラテジー・アンド・コンサルティングより転籍)
Technology Risk事業部 シニアマネージャー

S.Honda

S.Honda

監査業務とアドバイザリー業務の両方に携われることに魅力を感じて、2011年、EY新日本に入社し現在のTechnology Risk事業部の前身となる部署で業務に取り組む。その後、事業部ごとグループ企業のEYストラテジー・アンド・コンサルティングに移管された後、再びEY新日本に移管されたことに伴って転籍、現在に至る。

監査とアドバイザリーに携わるために

公認会計士の魅力の一つが、キャリアの選択肢が豊富にある点です。私は監査業務に携わる一方、ある程度の実務経験を積んだ後はアドバイザリー業務にも携わりたいと考え、監査業務とアドバイザリー業務の両方に携われるということで、EY新日本のTechnology Risk事業部の前身となる部署を志望し、入社しました。
私が公認関係士試験を受験していた当時はIT関連の学習量はさほど多くなく、入社後に覚えることも多かったですがEYの研修は充実しており、また私自身のITに対する抵抗感がなかったこともあり、自然な流れで業務に取り組むことができたと感じています。
キャリアのスタートに際しては監査クライアントに対するIT監査業務を担当した他、並行する形で、クライアントのUS-SOX法に基づく内部統制関連のアドバイザリー業務にも携わるようになりました。想定外のことではあったのですか、監査ではないクライアントに対するアドバイザリー業務も並行して携わったことで、監査基準だけでなくクライアント独自のルールにも考慮が必要といった、多角的な視点が身に付いたと感じています。また、入社後早いタイミングでアドバイザリー業務に携われることは、人と違う強みを身に付けるチャンスでもあるという思いもありました。それ以来、IT領域全般に関する業務を担当してきました。

システムの正当性を監査し、リスクに対応する

会計監査に対するIT関連サービスのことをEYグローバル共通でFAIT(Financial Audit IT Integration)と呼んでおり、私はFAITの一員として主に自動車関連産業のクライアントのIT環境を理解し、ITの利用によるリスクに対応した情報処理統制、IT全般統制といった内部統制の評価を行っています。
クライアントの会計業務はシステム上で行われていますが、それはシステムに実装された計算処理が正しいものであるという前提のもとで成り立っています。また、そうした処理内容の正確性が担保されているかは、システムの管理が適切であるかどうかにかかっており、会計監査において非常に重要です。FAITのサービスは、システムの仕様書や設計書などを調べ、クライアントのIT部門へのヒアリングも重ね、財務諸表の信頼性を揺るがしかねない問題がシステムに潜んでいないかを解き明かしていきます。例えばアクセス権を持つ必要のない社員がシステムにアクセスできるようになっていたり、計算処理のプログラムが間違っていて仕様と異なる数値が出力されたり、不具合はさまざまです。クライアントの担当者が把握していないそのようなシステムの不具合が発見された場合、クライアントに報告して改善を促していきます。その結果、虚偽表示につながるリスクが低減されるとともに、クライアントの責任者から感謝の言葉をいただくと、やりがいを感じます。
FAITの業務には会計とITの知見を備えていることが求められ、まさに自分ならではの強みが発揮できる業務だと自負しています。

顧客満足が業務の拡大につながる

一方のアドバイザリー業務については、クライアントと同じ立場で一緒になって取り組むという醍醐味(だいごみ)があります。
あるクライアントでは、内部監査業務の品質に悩んでいました。私はそのクライアントを担当するチームのメンバーと協力し、内外の事例を収集した上で現状分析を行って報告した結果、クライアントからは高い評価をいただきました。さらに翌年はより広い領域の業務をEYファームでご契約いただくことになり、チームとしても業務範囲が広がることになりました。クライアントにご満足いただき、われわれも業務を拡大できた、Win-Winの取り組みでした。
Technology Risk事業部のカルチャーは、メンバーのチャレンジに対して非常にポジティブです。チャレンジには失敗がつきものですが、全力を尽くした結果の失敗ならばとがめられることはなく、次のチャレンジにその経験を生かすことを期待されます。また、パートナーとの距離も近く、上下の垣根なく遠慮せずに意見を発言できる雰囲気があり、それが全員でもっと良いチームにしていこうとする空気につながっています。

より幅広いサービスの提供を目指して

今後は自動車業界以外も含めたクライアントに、より幅広いサービスを提供できるようになりたいと考えており、外部委託先の内部統制の有効性を評価する保証業務(SOCR)にも取り組みたいと考えています。
EYには「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」というパーパス(存在意義)があり、Technology Risk事業部も「ITで監査に変革を、デジタルナレッジでより良い社会の構築を」というFAIT Visionを掲げています。このビジョンの達成に貢献するために、今後もクライアントにとって何ができるのかということを考えていきます。

Recruit Message

受験の経験は必ず財産になります

公認会計士試験に対して不安に思うこともあるかもしれません。私自身は、試験の成績は下から数えた方が早い方でしたが、それでも諦めずにやり切って、本試験を乗り切ることができました。大変だった受験も、いつかは良い経験として言えるようになるでしょう。そしてその経験をぜひ一緒に、EY新日本で生かしていただけたらと思います。

One Day Schedule

  • 9:30
    往査先に到着
    クライアントとスケジュールの確認、提出資料の確認等
  • 11:00
    ヒアリング
    監査対象システムの管理状況について確認する
  • 12:00
    ランチ
    チームメンバーで周辺のお店へ
  • 13:00
    往査先で業務再開
    資料確認を続ける
  • 15:00
    ヒアリング
    新しく導入されるシステムについて詳しい説明を受ける
  • 16:30
    ミーティング
    チーム内で進捗確認
  • 17:30
    終業
    クライアントと進捗や宿題事項を共有して業務終了

Day Off

休日は妻と水族館や動物園などへ出掛けることが多いです。最近は御朱印集めも始めました。のんびりと過ごす休日が好きです。

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