EY People

監査
自分らしい働き方で、
自分ならではの輝き方を。
2007年入社 第3事業部 パートナー
K.Tsuruta
K.Tsuruta
一般事業会社の経理業務にて監査法人の対応をしていた両親の影響を受けたことに加え、資格を生かして長く働きたいと考えたことで公認会計士を志すようになる。大手監査法人を経て、2007年にEY新日本に入社。息子を出産した際は小学校を卒業するまで時短勤務で働く。これまで通常の監査業務に加えIPO支援、アドバイザリー業務、品質レビューアー、採用関連業務と幅広い業務を担当。2025年、パートナーに昇格。
クライアントの成長のために
監査業務のやりがいとは、クライアントの成長をそばでサポートできることだと感じています。
もちろんクライアントの財務諸表を厳しい視点で検討することが監査業務ではあるのですが、それは入り口に過ぎません。業務を重ねていくにつれてクライアントの中に深く入り込み、ビジネスや経営上の本質的な課題に触れるようになります。公認会計士としての専門性を生かすことで、どのようなサポートができるかという前向きな姿勢に変わっていくのです。クライアントのためにとことん考え対話すること、クライアントの成長に寄り添いサポートすること、これにより私自身も多くの新たな気付きを得ることができ、自身の成長にも大きくつながっていると感じています。

監査で得た知見をIPO支援のために
EY新日本にはIPO支援を専門的に行う企業成長サポートセンターという部署がありますが、他の事業部でもIPO支援は行っており、私も監査業務と並行してIPO支援に携わりました。大企業の監査業務によって得られた知見を、成長フェーズにあるスタートアップのために役立てられるので、監査とIPO支援を並行して取り組めるのはとても良いことだと思います。
スタートアップは組織体制も十分ではなく、ガバナンス面の強化が必要な会社も多くあります。そうしたところを一つ一つ、改善に向けて取り組んでいくのですが、「企業としてのあるべき姿」についてアドバイスをしても経営陣に受け入れてもらえないことは珍しくありません。以前担当していたIPOを目指すクライアントの場合、内部統制の構築に対してマネジメント層から理解を得られず、時には激しく議論することもありました。しかし、クライアントが成長していくために何が最適解なのかを考えながら粘り強く対応したことで、経営者から「当社のことを本当によく理解してくれている。あなたにお願いしてよかった」という言葉をいただきました。本当にうれしい一言だったと感激したことを今でも覚えています。それだけに上場した時の喜びは最高で、経営陣の皆さんと一緒に大きな達成感を味わうことができました。
私は、「最終的に誰もが笑顔になれること」を目指して行動することを自分の軸としています。クライアントの上場の瞬間はもちろんのこと、EY新日本でのさまざまな業務の中で多くの最高の笑顔に触れることで、私自身も大きなパワーをもらっています。
女性に優しい制度は男性も利用しやすい
2010年に息子が生まれました。当時は社会的にも今ほど働く女性を後押しする風潮はなかったと記憶しています。そんな中でEY新日本では、子どもが小学校を卒業するまでフレキシブルワークプログラムが適用でき、私も息子の小学校卒業まで時短勤務や時間外免除制度を利用しました。仕事と育児の両立をサポートする組織風土はEY新日本の特徴の一つであるとともに、育児や介護に限らず、性別を問わずリモートワークや仕事の「中抜け勤務」を利用しており、一人一人が自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方をしています。例えば“中抜け”などは日中に病院へ行ったり役所の用事を済ませたりといったことに利用しているメンバーもいます。もちろん“中抜け”をする人が申し訳なさを感じるような空気はまったくありません。またここ数年、男性の育児休業取得が当たり前のようになったことも大きいように感じています。こうした女性に優しい制度は男性にも優しくて利用しやすい、このようなカルチャーが定着していることがEY新日本の魅力だと考えています。
また私は、女性の働きやすい環境づくりを目指して交流するネットワーク「WindS」にも参加しています。女性の働き方は本当に多様化していて、子育てをしながら管理職を目指すメンバーも増えています。一方で「私には難しいかも」と遠慮しがちなメンバーもいるので、このネットワークを通じ、自身のキャリアを諦めずに前向きに進めるよう背中を押してあげる、今後もそのような取り組みを続けていきたいと考えています。
パートナーとして、後進の背中を押してあげたい
先日、パートナーに昇格しました。責任はこれまで以上に大きくなり、より高い視座で仕事に取り組むことが求められるようになりました。自分の発する言葉の影響力も大きくなると自覚しています。
私がここまで仕事を続けてこられたのは、周囲の皆さんの支えがあったからでした。私自身、つらい時には仕事から逃げ出したいと思うこともありました。そんなときは“つらいからこそ頑張れば道が開ける”と自分に言い聞かせ、上司や同僚には“自分らしく頑張れ!”と背中を押してもらいました。特に上司は驚くほど私の強みや弱みをよく理解してくれていて、キャリアアップや新しいチャレンジに向けて多くのアドバイスをいただきました。こうした支えがあったからこそステップアップできたのは間違いありません。
今後は恩返しの意味も込めて、メンバー個々人の強み弱み、働くスタイルに寄り添った成長をサポートしていきたいと考えています。また子育てしながらキャリアアップしてきた私自身がパートナーとして生き生きと働くことで、後に続く女性の皆さんに勇気を与えられたらと考えています。

One Day Schedule
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9:30
- 出社
- 往査先に到着。当日のタスクを確認、メールをチェック
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10:00
- 調書レビュー、論点検討
- チームメンバーと監査手続について適宜相談
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12:00
- ランチ
- チームで周辺のお店でランチ。メンバーとの雑談がとっても楽しいです
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13:00
- ミーティング
- クライアントと検討論点に関するミーティング
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15:00
- 調書レビュー、ミーティングの準備
- 旅行から帰ったメンバーのお土産をいただきながら仕事をすることも
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18:00
- 退社
- 電車でメンバーと雑談しながら帰宅。その後は母親業に専念
Day Off
健康のため、夫婦でマラソンを始めました。週末によく走っています。ハーフマラソンにも出場しました。バスケットボールも好きで、家族でBリーグの観戦に出掛けることも。