EY People
パブリック
パブリックならEY新日本──。
その誇りを胸に。
2016年入社 第4事業部 マネージャー
K.Kawasaki
K.Kawasaki
会計のプロフェッショナルとして社会に役立ちたいとの思いから、公認会計士を志す。EYパブリックの歴史・実績に加えて、多様な働き方を実践している女性が多かったことが決め手となり、EY新日本のパブリックセクターを志望。現在は学校法人と事業会社の監査業務を担当する他、日本公認会計士協会委員や執筆活動、セミナー講師も行う。
一人一人の働き方を尊重するEYのカルチャーに共感
私は幼い頃から“何か特別なスキルを身に付けて、誇りを持って仕事をしたい”という気持ちを強く持っており、高校時代には将来の進路について悩むようになりました。そんなとき、少しでも息抜きになればと母がプレゼントしてくれたのが、簿記の入門書でした。その本がとても面白く、また“お金を正しく処理する”ということが私の性格にも合っていると感じ、夢中になって会計を学びました。そして大学は商学部に進学し、いつしか会計のプロフェッショナルである公認会計士を目指すようになりました。
EY新日本を選んだのは、私が志望したパブリック領域で最も歴史と実績があると感じたこと、そして多くの女性が多様な働き方を実践していることに惹かれたからです。子育てをしながら限られた時間の中で効率的に仕事をこなしているメンバー、最先端かつ豊富な知識で業界全体をリードしているメンバー・・・誰もが会計の専門家としての能力を発揮しながら、自分に最も合った働き方を実現していると感じました。そこには、“こうでなくてはならない”というステレオタイプのモデルはなく、一人一人の働き方を尊重するカルチャーが伺えました。
クライアントに寄り添った監査対応の難しさ
私は入社時から公会計監査(学校法人、独立行政法人等)と事業会社の監査(上場企業)を兼務し、現在に至ります。上場企業ではJ-SOXに対応した内部統制が整備・運用されている一方、パブリックのクライアントでは制度上J-SOXが求められておらず、また予算も限られているため内部統制に過度の人員を割くことはできません。このような法人形態の違いを踏まえつつ、対話を重ねてクライアントごとの事業環境や内部統制をよく理解し、監査の過程で気づいた課題があれば、原因や改善策について、実務上の課題や費用対効果も勘案しながらクライアントと協議する必要があります。
私たち監査法人は、皆さんご存じの通り、独立した第三者の立場を保持して監査を行わなくてはなりませんが、それと同時に監査人は、クライアントの良き理解者であり、会計面からサポートするビジネスパートナーでもあります。日々の対応においてこのさじ加減は本当に難しく、EY新日本に入社してもうすぐ10年になる私も今なお模索し続けています。クライアントから「もう少し気軽に相談できる環境をつくってほしい」「寄り添って一緒に考えてほしい」とのお言葉をいただくこともあり、監査サービスを提供する立場として非常に反省するとともに、監査人としての対応の難しさを痛感しています。その一方で、クライアントから直接「私たちの組織・事業環境のことをよく分かってくれている」とお言葉をかけていただいたこともあり、本当にうれしかったです。
人間力を磨くことが、公認会計士としての真の成長につながる
監査業務ではコミュニケーションがとても重要です。業務の過程で、自然とクライアントのさまざまな職階・部門の方々と深く関わることになり、各部門やご担当者が置かれている立場や、職階・部門間の関係性なども何となく分かるようになっていきます。相手を尊重し、現状を丁寧に理解した上で、クライアントに依頼・提言すべき事項をまとめ、納得感のある説明を行うことが必要です。
私が目指すプロフェッショナル像は、“本音で対話し、中長期的な視点で共に課題に立ち向かうことで、誰かの役に立てる人”です。その実現には “知識”と“人間力”の双方が必要だと感じています。会計処理の誤りをクライアントに指摘する場合や、監査上必要となる資料を依頼する場合など、日々の会話一つとっても、そこには監査人の人間性が反映されます。公認会計士として成長していくには、会計や監査の知見はもちろん、1人の人間として自分を磨いていく意識も重要だと思っています。クライアントとの丁寧な対話や行動、経験、自己研さんの積み重ねによって、心から信頼されるビジネスパートナーになることが私の目標です。
ナレッジ活動、社会への発信にも力を入れる
2023年10月にマネージャーに昇格してからは、チームマネジメントやクライアント相談対応などが主となり、時間の使い方もデスクワークからミーティング中心に変わりました。非管理職時代と比べて、より重要性の高い領域を担当することが多く、楽しさとやりがいを感じています。
今年から日本公認会計士協会の委員も担当することになりました。公会計領域を強みとする公認会計士は限られていることもあり、パブリックでは比較的若手のマネージャーにもこのようなチャンスがあります。協会活動を通じてEY新日本以外の公認会計士とも意見交換・議論できることは、私にとって大きな刺激になると思います。また、法人書籍の執筆や事業会社の監査役向けセミナー講師なども行っています。このようなナレッジ活動を通じて、担当クライアント以外も含めて、広く社会の役に立てればとてもうれしいです。
このように、EY新日本でキャリアを重ねるにつれて活動の幅は広がっています。5年後10年後、その先も会計のプロフェッショナルとしてさらに活躍できるよう、これからも多種多様な経験を積んでいきたいと思います。
One Day Schedule
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9:30
- 往査先に到着
- スケジュールとメールをチェック
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10:00
- ミーティング
- 監査品質を向上させるための内部ミーティング
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12:00
- ランチ
- チーム全員で、周辺のお店でランチ
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13:00
- ミーティング
- クライアントとミーティング
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15:00
- デスクワーク
- クライアントからの相談事項や論点の検討
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16:00
- ミーティング
- 監査手続の方針や進捗状況についてチームで共有
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18:00
- デスクワーク
- 調書作成・レビュー
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20:00
- 退社
- 友人との時間や趣味を楽しむ
Day Off
繁忙期を過ぎれば長い休暇を取りやすいのがEY新日本。私も年に数回旅行を楽しんでおり、今年の夏はヨーロッパ3カ国を巡りました。異文化に刺激を受け、心身ともにリフレッシュできました。