EY People

パブリック
誰もが1人のプロフェッショナルとしてリスペクトされる風土がある。
2003年新日本監査法人(現EY新日本)入社・2015年入社/第4事業部 シニアマネジャー
T.Ronobo
T.Ronobo
2003年に新日本監査法人(現EY新日本)に入社。監査業務に従事した後、2007年に退職し独立系M&Aアドバイザリーファームに転職。2015年にEY新日本に再入社し、現在は第4事業部でメディア系企業、パブリックセクターを担当。
完全にフェアであることが大きな魅力
私がキャリアの最初に新日本監査法人(当時)に入社したのは、新人であっても1人のプロとしてリスペクトしてくれる風土に引かれたためでした。1年目からグローバルメーカーの会計監査に携わり、4年目には主査も担当。監査の業務は一通り経験できたとの思いから新しいステージに挑戦しようと、M&Aアドバイザリーファームに転職しました。その後EY新日本に再入社することになったのは、M&Aアドバイザリーとして得た経験や知見を監査業務に反映させてみたいと思ったからです。
私のようにいったん退職した人間が再び入社するケースは決して多くはありませんが、だからといってそれがハンディになることはまったくありません。私自身も2019年にはシニアマネジャーに昇格しました。多様性を重視する社風を反映して、どんなキャリアであろうと評価は完全にフェアであるのはEY新日本の大きな魅力です。これもすべてのメンバーをプロとしてリスペクトする姿勢の表れでしょう。

新しい時代の監査のあり方をリードする
アドバイザリーを経て再び監査業務を担当することになって感じたのは、どちらもクライアントサービスという本質において同じだということです。ともすれば会計監査とは“チェック業務”のイメージをもたれがちですが、決してそんなことはありません。年間を通じてクライアントとコミュニケーションを取ることができ、常に困りごとの相談相手として頼られる仕事です。キーパーソンとのアクセスも容易で、感謝されることも多く、この距離感は監査業務ならではの魅力といえるでしょう。
さらに私が新人だった頃と現在では監査業務のあり方も大きく変わりました。事前の監査計画に基づいてリスクにアプローチするという基本は変わらないのですが、デジタルツールの積極的な導入により、従来には大きな労力が必要だったリスクアプローチについて大幅な効率化が可能になり、そのためわれわれは監査計画の立案や不正の裏付け調査など、より本質的な業務に力を割くことができるようになったのです。
膨大な財務データ、非財務データから問題点をあぶり出す作業はテクノロジーに任せれば大丈夫。AIを活用したリアルタイムなリスク識別を追求するなどEY新日本は特にDigital
Auditに力を入れています。そのため公認会計士はさらにプロフェッショナルとしての自覚と誇りを持ちながら業務に取り組めるようになりました。
「社会の番人」としての公認会計士
私が再入社した後のEY新日本の大きな変化として挙げられるのが、長期的価値(Long-term
value、LTV) ビジョンの導入です。従来、パーパスとして「Building a
better working
world(よりよい社会の構築を目指して)」を掲げてきましたが、その実現に向けて長期的視点での価値創造を目指す姿勢をLTVによって鮮明にしたのです。
企業はこれまで売り上げ
や利益の追求を第一に取り組んできました。しかし持続可能な社会システムの構築を目指したESG経営が必須となったことで、サステナビリティ情報開示や人的資本情報開示も求められるようになりました。こうした非財務情報の開示に際して、われわれがLTVビジョンのもとでクライアントをサポートすることを通じ、よりよい社会の構築に貢献できるようになったのです。従来、公認会計士は「市場の番人」と呼ばれてきましたが、これからはよりよい社会を築くための「社会の番人」と変わっていくのではないでしょうか。
実際、クライアントからは非財務情報開示などについての相談を受けることもしばしばです。これも常にクライアントの近くで相談相手として頼られているためです。他のサービスラインのメンバーとも協力してクライアントの相談にお応えできることも、EY新日本ならではの面白みです。
社会課題の解決に貢献するために
現在私はメディアおよびパブリックの領域の監査業務に、プロジェクトマネジャーとして携わっています。特にパブリックセクターにおいてEY新日本は第一人者であり、関連省庁と協力しながら会計基準作成をリードしていける醍醐味があります。
私自身は今後パートナーを目指していくことになりますが、一方で先ほどもお話ししたような「社会の番人」としての立場を築いていくことに挑戦したいと考えています。東証プライム企業にサステナビリティ情報開示が義務づけられたように、現在は非財務情報の開示が一般的になっていく端境期にあるといえます。このトレンドに対応し、変化を先取りしていくことで、EY新日本の公認会計士の社会的バリューを上げていくことができるでしょう。
社会課題の解決に貢献する公認会計士としてより誇り高く仕事に取り組めるよう、そんな時代をリードしていきたいと考えています。

One Day Schedule
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9:30
- 始業
- 昨晩からの各種メール連絡への対応
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10:00
- 往査先到着
- 本日のスケジュールやタスクを主査と整理。前日のレビュー結果について、各メンバーに伝達
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11:00
- ミーティング
- クライアント担当者と、会計処理に関するミーティング
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12:00
- ランチ
- チーム全員で、周辺のお店でランチ
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13:00
- 資料作成
- クライアント相談対応および報告資料の作成作業
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15:00
- クライアント対応
- 監査役などのガバナンス責任者に対する監査検出事項の報告
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16:00
- ミーティング
- 現場作業の進捗確認とメンバーの疑問点を協議し解決
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17:30
- 退社
- 繁忙期以外は、同期との食事や趣味の時間も十分確保可能
Day Off
オフタイムは、家族と過ごす時間を何よりも大切にしています。小学生の娘、年中の息子と一緒に遊ぶ時間は至福のひとときです。また週末の朝は、家族が起きる前に1時間ゆっくりと走っています。頭を空っぽにして走ることで考えが整理され、精神的なストレス解消にもつながります。