EY People

メルボルン

国境を越えて好きな仕事をする。

2012年入社 EYメルボルン事務所出向

M.Yamashita

M.Yamashita

グローバルに闘う日本企業を支えたい

英語は学生時代の一番の苦手科目で、入社時は簡単な自己紹介もままならなかったので、今こうしてオーストラリアに駐在していることに、少し驚く自分もいます。 就職活動の際に考えていたのは、日本から海外に進出している企業を公認会計士として支えたいということでした。厳しい国際競争の中で日本の魅力あるモノやサービスを届けている企業の一助になれたらと思ったからです。そんな思いと英語への苦手意識の両方をもって就職説明会を回る中、EY新日本のシニアマネージャーより「私自身は海外勤務の経験はないけれど、日々グローバル企業の経営者と話していると、言語も文化もまったく違う国で挑戦している姿に深く共感して、ぜひ支えたいという思いが強くなるんだよ」と笑顔での説明がありました。そのお話に励まされ、やはり私もグローバル企業の監査に携わりたいとの思いを強くし、EY新日本に入社を決めました。
入社後は希望通り、グローバルに事業を展開している上場企業の会計監査を担当することになり、当然ながら英語を使う必要に迫られました。海外とのミーティングに参加したり、英語でメールを書いたりといった機会が日々増える中、海外経験のない私がどうしたらグローバル監査をリードできるようになるのか途方に暮れたこともありましたが、その度に「あなたならできるよ」と全力で信じてサポートし続けてくれた上司とチームメンバーのおかげで乗り越えることができました。とても感謝しています。

多文化な環境からたくさん学んでいます

私が赴任したEYメルボルンのオフィスはCBDと呼ばれる街の中心部にあり、歴史あるヨーロッパ風の建築と近代的な高層ビルが入り交じる中を、緑色のトラムがゴトゴトと音を立てながら走ったり、また天気の良い日には市の上空を沢山のカラフルな熱気球が飛んだりする様子を一望できます。他の海外オフィスからの移籍も多くたくさんの言語があふれており、多文化かつ多様性に富んでいます。監査部門に勤務しているのは約500人で、その中で日本からの駐在員は私1人という環境ですが、孤独を感じることはありません。現地採用のメンバーと区別されることなく、日系企業のほか現地上場企業の監査にも携わっています。
オーストラリアの会計基準はIFRSとおおむね同じですので、会計監査のメソドロジーは大きく変わりありません。一方で、海外で日本オフィスから駐在員としてただ1人、同僚やクライアントと一から関係を築いていく過程では、いろいろな気付きがあります。その一つが、Coffee catch-upです。世界一のコーヒー都市とも言われるメルボルンでは、コーヒータイムは同僚と雑談を通じて絆を深めたり、交友の輪を広げたりするのに重要な交流の場です。日本では日本茶党でしたので、赴任当初は、「今日は大丈夫」と断ってしまったこともありましたが、今ではついついカフェに足を運んでしまいます。また、コミュニケーションのスタイルも、より率直に意見を聞き、言うことが求められていると感じています。日本では相手の考え、気持ちを想像しながら言葉を選ぼうと意識していましたが、赴任後の多文化な環境では想像しようとしても自分の経験の中からは推し量れないことも多く、素直に聞いてみる、話してみることが大切と思うようになりました。
こうした気付きとともに、現地での交友関係が広がり、私自身の価値観や働き方も少しずつストレッチしてきていると感じています。この経験をもとに今後より柔軟性と想像性をもってグローバルな業務に当たれることをとても楽しみにしています。

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