EY People

シンガポール

海外駐在で身に付けた多角的な視点。

2021年入社 EYシンガポール事務所出向

M.Kondo

M.Kondo

カウンセラーに駐在希望を伝える

父の仕事の関係で、子どもの頃、南米に暮らしていたことがあります。その記憶から、いつかまた海外で暮らしてみたいという思いはずっとあり、それがグローバルな組織の一員であるEY新日本を選んだ理由の一つにもなりました。入社後は金融事業部に配属されてグローバルな業務を手掛けるチームに入り、1年目から英国人の上司の下で仕事をするなど英語に触れられる機会が多くありました。
EY新日本にはカウンセラーがキャリアのアドバイスや業務のフィードバックなどを行う制度があります。私も折に触れてカウンセラーに海外駐在に行きたいという思いは伝えていました。そうしたところ、巡り会えたのがシンガポール赴任のチャンスでした。日本で私の所属していたチームでは、子会社の担当としてメンバーがシンガポールに常駐することがルーティンとなっていました。前任のメンバーが帰国することになってそのポジションが空いたため、後任として行ってみないかと声を掛けられたのです。一般的に海外駐在はマネージャー以上のケースがほとんどと聞いており、私にとっては思いもよらないチャンスとなりました。希望を発信し続けることでチャンスは必ず巡ってくるところが、EY新日本らしさだと思います。

想像以上のチャレンジングな環境に圧倒される

EYシンガポール事務所での私の業務は、日本で監査を担当していたクライアントのシンガポール子会社の監査業務が中心です。シンガポール子会社はアジアのハブ的な存在としてインドや香港などの現地法人を管理しており、私は日本の親会社監査チームとの間に立って調整や連絡を行っています。
日本で親会社の監査業務に携わっていた際は、海外子会社チームからの報告や提出を催促する側でしたが、実際に自分がその立場になってみると業務の幅が広範で、1人当たりの仕事量がとても多いことに驚きました。今では私から日本側に「お時間をください」とお願いすることもあるほどです。何か問題が起きたときも、立場が違えばそれぞれに違う背景と理由があり、それを理解した上で俯瞰(ふかん)的に物事を見る大切さを教わりました。
もう一つ驚いたのが、みんなよく働きよく遊ぶことです。事務所のメンバーは誰もが仕事へのパッションが非常に強く、モチベーションの高さも感じました。この姿勢はディスカッション好きという側面にも表れているようで、職階の垣根が低いこともあり、事務所の中では常に誰かが議論をしています。誰もが勤勉で、私も良い刺激を受けています。

オフタイムのコミュニケーションも充実

日本からさほど遠くなく、治安もいいシンガポール。多国籍国家であるためEYシンガポール事務所にも、マレーシアやインドネシアなど、アジアのあらゆる国のメンバーが働いています。地元のシンガポール人は半数くらいでしょうか。所属している金融事業部に日本人は私を含めてわずか3人ですが、壁などはまったく感じられず、他のアジア圏のメンバーと同等に受け入れられていると感じます。シンガポール人の英語には慣れておらず最初は圧倒されたものの、私が理解しやすいようにゆっくり話してくれるなど、思いやりを持って接してくれています。
仕事面での連携だけでなく、金曜日には仲のよいメンバーで食事に行くなど、オフタイムのコミュニケーションも充実しています。
駐在して約9カ月。最初は1年半の駐在予定期間が長く思われましたが、あっという間に半分近くが過ぎました。日本に帰国後は同じチームに戻って再び同じクライアントを担当することになります。シンガポールで培った人脈や視点を生かしながら、海外拠点とのよりスムーズな連携に貢献したいと考えています。
海外駐在には責任が伴い、決して簡単なものではありません。しかし、これ以上ない成長の機会です。これから入社される方も、ぜひ早いうちに海外駐在に挑戦されることをお勧めします。

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