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2024.10.18
地区事務所松本事務所

【松本事務所】Vol.6 地区事務所で働く女性会計士の日常 

松本事務所 リクルート担当

皆さんこんにちは。
松本事務所シニアの西村圭織です。

もうすっかり秋の涼しさを感じるようになりました。
私の住む長野県でも、上着の必要ないこの時期は、好きな服で身軽に外出できるので気に入っています。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
合格発表も近づき、何かと気忙しい時期かもしれません。
このリクルートブログが少しでも息抜きになればいいなと思っております。

写真は蓼科方面にある、お気に入りの和菓子屋さんで頂いたフルーツあんみつです。夏いちごが美味です。
このあたりは温泉もたくさんあるので、ぜひリフレッシュに訪れてみてください。

この仕事をしているとたまに聞かれるのですが、皆さんは女性会計士の日常というとどのようなイメージがあるでしょうか。
ワークライフバランスはバッチリでキラキラ!なイメージでしょうか。
私自身は実際どうなのかというと、
「見た目はある程度よくしておきたいがキラキラはよくわからない。」
「バランス・・・とれている気はしないけれど両方なんとかやっている。」
そんな女性会計士です。

今日は少し、私自身のバックグランドを含めて、地方で働く女性会計士の日常について書いてみようと思います。

私は2013年にEYに入社し、主に監査業務に従事しています。
公認会計士としてどこで働こうかと考えたときに、東京より地方がいいなぁと感じました。
さまざまな業種のクライアントに関われることや、自分の好きな長野県に貢献できることが大きな理由です。
EYを選んだ決め手は、そこで働く人たちと実際に話したときの体感です。
会話から感じる雰囲気が自然で柔らかく、普段もそのように働いているんだろうなと感じたことを覚えています。

年次が上がり主査を担当するようになりましたが、もし今もう一度その選択をするとしても、やはり長野県に自分の拠点を置きたいと考えます。
より直接クライアントとコミュニケーションをする立場になり、
長野県を支えている企業や学校、医療機関に自然と感謝が沸き上がるようになりました。
そんなクライアントに役に立てているという感覚は、この仕事をしていて一番嬉しいものです。
プライベートでも、木陰があって子供たちが安心して遊べる大きな公園にすぐに行くことができます。
自然豊かな場所でリラックスして過ごすことは大人にとってもよい休息になります。
地方で子育てをしていて本当によかったなと思う瞬間です。

子育ての話になりましたので紹介させていただきますと、子どもは2人います。
8歳と6歳の男の子です。
上の子はゲーマーです。建築をするゲームをしたり、カードゲームで大人(私)相手に勝ちまくったり。
私も負けず嫌いなのでとても悔しいです。
下の子はひとり言が独特で、今日は「ぼくは、ものごころついたときからボールがすきなんだ」としゃべっていました。だれとでも友達になれるうらやましい才能をもっています。
私は今、小学校と保育園とクライアント(在宅勤務のときは自宅)をぐるぐると回る生活をしています。
休日は、言われるがまま公園やらプールやらに連れていきます。
家でのんびりゲームをしたりクッキーを焼いたり、実家の庭で遊ばせてもらったりする日もあります。
ようやく、つきっきりではなく私もぼーっと緑を眺める時間をもてるようになりました。
これがいわゆるワークライフバランスなんでしょうか。
感覚としてはその時々で、できることをやっている、というだけでバランスを取ろうという考えがないため、なかなかこの言葉にピンとこないのかもしれません。

2回の産休育休を経て、現在も短時間勤務で働いています。
短時間勤務とはフレキシブルワークプログラムのひとつです。
EYには、ライフステージに応じて柔軟な働き方を選択できる制度があります。
短時間勤務以外にも、所定勤務日数の低減や時間外勤務/休日出勤の免除などの種類があります。
これらを組み合わせることも選択できます。
制度を使用できるのは女性だけではありません。
育児だけでなく介護などさまざまなライフイベントとともに働く私たちが、必要な時に使用することができます。
私もずっと使っている制度で、その時々によって、所定勤務日数の低減を選択して週4日勤務にしていた時もありました。

制度だけ整備されても使えない、などということはなく、地区事務所でも東京と変わらず制度を活用することができます。

短時間勤務の現在の私と、子供を産む前のフルタイムの私とでは、当然ですが業務に費やすことのできるエネルギーが違います。
業務にあたる中で論点があったときに、じっくり時間をかけて文献にあたりたくても、
手がけているエクセルシートが中途半端であっても、
私にとって子供たちのお迎えの時間は絶対です。
毎回きれいに仕事場を後にできるわけではなく、メンバーに後をお願いし、後ろ髪を引かれながら退社します。
家でも常に目の前にやることがありますから、子供に夕飯を食べさせお風呂に入れ寝かしていればあっという間に一日が終わります。
どれもこれも完璧にできなくて、達成感が得にくいです。
繁忙期には散らかる部屋も、見て見ぬふりをすることが得意になりました。
短時間勤務といっても、育児と仕事との両立は、私にとってちっとも楽なことではありません。

それでも8年やってこれたのはなぜだろうと考えます。
仕事も育児も、自分だけで100%にする必要はない、と、周りの皆さんのおかげで心から思えたからです。
プロフェッショナルとして仕事を完遂したい、という思いはあります。
けれど状況によりできないときに、いかに周りにいる事務所のメンバーが優しく助けてくれるのかを知りました。
お願いして助けてもらうことや、私の勉強が足りなくて恥ずかしい思いをすることは、全く悪いことではありません。
チームとして、クライアントに手渡す業務をより良いものにすることが一番大切です。
そのためにどう動くかをチームに相談しながら、その時々で自分にできる最大限をしていくしかない、と、どこかのタイミングで腹を括ることができたのだと思います。
最近は、余裕がある時に、ちょっと業務が立て込んでいて大変そうなメンバーや、
私と同じく、お子さんがいて熱が出た!というメンバーに、私も力を貸すことが少しずつできるようになってきました。

まったくキラキラしていない私ではありますが、
そのままでいても受け入れてくれる松本事務所のメンバーがいるからこそ、このように働くことができています。
ワークライフバランスはいまだに毎日試行錯誤していますが、実際にはこんな風に日常を過ごしています。
絶賛子育て中の人間として、皆さんの不安に感じていることやご質問にお応えできることもあるかと思います。
ぜひお気軽に、お声がけくださいね。

このブログを読んでくださった皆さんは、どのような会計士になっていくのかなと思いを馳せるとわくわくします。
ご縁があり、ここまでたどり着いてくださってありがとうございます。
いつかお目にかかれる日を、心から楽しみにしております。