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2020.12.22
地区事務所浜松・静岡事務所

【浜松・静岡事務所】パブリック業務について Vol.21

浜松・静岡事務所 リクルート担当 辻本駿佑

皆様こんにちは!

今回のブログでは、

受験生の皆様の関心が年々高まっているパブリック業務についてお話します。

・入社後どのような業務を行うのか?

・パブリック業務の魅力とは?

などの点を、パブリック志望で入社した私自身の感想を交えてお伝えします。

【そもそもパブリック業務とは?】

一言でパブリック業務といっても、サービス提供先は学校法人、社会福祉法人等多くの形態が存在し、提供する業務内容も監査、アドバイザリー等幅広い領域に及びます。

つまり、身近な社会インフラを運営する法人に対して、様々なサービスを提供する、非常に奥が深い専門分野の一つなのです。

浜松・静岡事務所では、上記法人に加えて、独立行政法人や財団法人等へ主に監査業務を提供しており、クライアントも全国展開する国内最大規模の法人から地域密着型の小規模法人まであるため、広くパブリック業務を経験することが可能です。

そんなパブリック業務の中でも今回は、病院や介護施設等を運営する代表的な法人形態である、社会福祉法人に対する監査業務に焦点を当ててお伝えします。

【スタッフの業務内容】

図1.png

社会福祉法により、すべての社会福祉法人は3月決算が強制されています。

そこで、新年度監査が始まる7月からスタッフが経験する大まかな業務フローを紹介します。

7~9月:期中監査

法人の方からの質問対応を行うこともあります。

この時期の業務量はあまり多くないですが、限られた時間の中でどれだけ業務を実施できるかが期末に向けて重要となります。

10~11月:病院など各拠点への施設往査

各施設の内部統制の運用状況や、施設運営計画など現場の方々から直接確認できる年に一度の機会なので、事前に十分な準備を行った上で監査を実施し、フィードバックまで行います。

今年度は新型コロナウィルスの影響で、ビデオ通話を用いた遠隔監査が中心となりました。

12~2月:内部統制の整備・運用状況の評価

病院や介護施設など施設形態に応じた特有の統制も出てくる(病院の薬品管理に関する統制など)ので、起こりうるリスクとあるべき統制を検討しながら、内部統制の評価を行います。

3月:期末監査前の準備

いよいよ期末監査が近づいてきます。実施可能な手続きから順次実施し、本格的な期末監査に向けて準備を行います。

また、3月末には一般事業会社と同じく棚卸立会が実施されるため、病院等へ行きます。

業界特有の業者や独自のシステムが関わってくるため、事前の理解が大切となります。

4~6月:期末監査

5月頃になると決算数値が確定し、本格的な期末監査が始まります。

パブリック分野の特徴として公益性が高く、国や地方公共団体から補助金が出るため、特別な規程や独自の勘定科目が設定されています。

不明点は専門書で適宜調べながら監査を実施していくこととなります。

以上がおおまかな一年間の流れとなります。

【業務を経験した上での感想】

パブリック分野特有の監査手続や規程もありますが、監査の本質は一般事業会社の監査と大きくは異なりません。そのため、監査の経験が多くの場面で活かされます。

この点、浜松・静岡事務所のクライアントには、パブリック・事業会社ともに大規模法人があるため、双方で多くの経験を積むことができる、とても恵まれた環境にあります。

また、特殊な事例や規程に対して、表面的部分だけではなく、本質的な部分を深堀して検討する機会が多いのも特徴と感じています。

更に、法人の方とコミュニケーションをスタッフのうちから行う機会が多い点も、この分野の業務の特徴と言えるでしょう。

【パブリック業務の魅力】

なんといっても最大の魅力は、日常生活に必要不可欠な社会インフラを運営する法人に、サービス提供を通じて貢献できるという点が挙げられるます。

サービス提供を通じて、より良い会計や内部統制体制などを作り上げるサポートを行い、より良い社会づくりの一翼を担っていると実感できるのは他にはない魅力といえます。

また、成長することができる専門分野である点も魅力の一つです。

法人形態により独自の基準や組織構造が存在するため、勉強すべき内容が増えるという点は大変ですが、パブリック業務を経験することでステイクホルダーに最大限配慮した制度設計や物事の本質を検討するスキルが自ずと身に着くと思います。

それらの経験と、監査論での受験勉強の内容や一般事業会社監査から得た監査全般に関する知識と融合させることで、会計士として、人間として一層成長することができる専門分野であると感じています。

以上、浜松・静岡事務所でも経験することができる、パブリック業務に関してお伝えしました。

浜松・静岡事務所のクライアントには、パブリック・事業会社ともに大規模法人があるため、地方事務所でありながら双方の経験を積むことができるとても恵まれた環境にあります。

皆様のキャリア設計の上で、選択肢の一つとしてパブリック業務に関心をもっていただけると幸いです。

なにか気になることや疑問点がありましたら、遠慮なくご連絡ください。

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