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2025.10.23
仙台・福島・山形(連絡)事務所

【仙台・福島・山形(連絡)事務所】第21回「品質管理部門とモビリティについて」

品質管理本部 会計監理部 シニアマネージャー 加藤
皆さんこんにちは!
品質管理本部 会計監理部シニアマネージャーの加藤です。
今年の干支にちなみ、蛇との写真を掲載してみました(今年も残すところ1カ月ほどですが)。
 
 
就活生の皆さんの中には、「地方事務所に就職すると、担当できる業務やキャリアの幅が狭くなってしまうのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、地方事務所からキャリアをスタートさせた私の経験から言えることは、そんな心配は必要ないということです。
EYでは部門や拠点を変更してさまざまなことに挑戦できる「モビリティ」が柔軟に認められており、地方事務所であっても自分の志向に合わせてキャリアを広げていくことができます。
 
今回は、その一例として品質管理部門へのモビリティの経験についてご紹介します。
 
 
私は2025年7月に仙台事務所から東京の品質管理本部会計監理部にモビリティで異動しています。
仙台事務所では上場会社、金融機関、IPOの主査を経験しました。一通りの監査業務を経験したところで、新たな業務に挑戦したいと思い、会計分野での専門性を高めるべく品質管理本部への異動を希望しました。
 
就活生の皆さんにとっては監査法人の品質管理本部というと少し馴染みがないかもしれませんので、その中の私が所属している会計監理部の役割をご紹介します。
会計監理部では、法人全体の品質を担保するために主に次のような業務を行っています。
 

①日本基準の解釈及び適用に係るコンサルテーション

日本の会計基準や有価証券報告書、計算書類の開示の解釈及び適用などに関する監査チームからの質問に対して、会計基準上の判断の根拠を示した上で回答を行っています。監査チームが悩んでいる論点に関する質問ですので、当然難しい相談が多く、日々頭を悩ませる毎日です・・・。ですが、経験豊富なメンバーとの協議を通して会計基準への理解が深まっていることを実感しています。
 

②新しい基準や最新トピックスに関するナレッジ提供

新たな会計基準の開発をはじめとする新基準や最新のトピックスを法人内外に提供しています。自分が作成した文章が法人全体のみならず、外部にも公表されるため、常に緊張感を持ちながら発信しています。
 
🔗関連リンク
 

③日本公認会計士協会の委員会活動

法人を代表して委員会に参加し、実務指針の改訂や研究報告等の作成に関与します。すなわち法人内部だけではなく、外部でも活躍することができます。こちらはまだ経験していませんが、今から機会を得られるのが待ち遠しいです!
 
 
こうした品質管理本部での業務を通じて、次のようなメリットを感じています。
まず、法人全体の会計ナレッジに触れることができる点です。監査チームからの相談や基準等に関する情報発信を通じて、さまざまな業種の会計論点を幅広く網羅的に理解することができ、会計プロフェッショナルとしての能力を成長させることができます。
また、文章作成や人前で発表する機会が多く、伝える力・話す力の両方が磨かれます。これは将来、マネジメントや社外発信を担う際に大きな武器になると感じています。
なお、品質管理本部では監査業務との兼務が可能です。兼務割合も柔軟に相談可能であり、品質管理に軸足を置きつつ、これまで通り監査現場にも関与可能なため、キャリアのバランスを自分で調整できるのもEYのモビリティの魅力と言えます!
 
監査法人のキャリアは「監査現場」だけにとどまりません。今回ご紹介した品質管理本部のように、品質を守る立場で法人全体に影響を与えるキャリアもあれば、その他にもアドバイザリーやForensicsといったキャリアもあります。ぜひ皆さんも「EYならキャリアをどう広げられるか」という視点で将来を考えてみてください。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
 
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