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合格おめでとうございます!

(辻理事長(左から3人目))
論文式試験に合格した皆さん、本当におめでとうございます!!
さっそく辻理事長から皆さまへのメッセージが届いておりますので、お送りしたいと思います!
今、この時代に公認会計士として歩み始めることの意義
皆様、論文式試験の合格、本当におめでとうございます。AIやテクノロジーによって急速に変化する社会、高まる適切な情報開示への期待、待ったなしの働き方改革、今、世の中は大きな変化点にあります。その中で、私たち公認会計士に対する社会からの期待もますます高まり、かつ新しいものになっています。5年後、10年後には、私たち公認会計士の働き方、私たちへの期待が大きく変わっているかもしれません。今まさに、その変化点に皆さんは立っています。このような変化の時代に公認会計士としてのキャリアのスタートをきることは、大変意義深いことですし、皆さんの新しい力にとても期待しています。
私たちがこの1年間に実行してきたこと
監査品質を高いレベルで維持するためには、業務の質を高めることが重要です。就業時間の意識が変化し、長い時間働くこと、1日の大半を仕事に捧げるということの意味が低くなってきています。限られた時間の中でのどのように付加価値を高めていくかということが重要で、そのために「時間」と「場所」という2つのポイントから改革を続けています。
例えば今年からクライアントからの了承を得た上で自宅での勤務を可能としていますが、それが実際に浸透し活用されるよう、自宅でも事務所と変わらずに仕事ができるようなインフラを整備しています。具体的には離れていてもチーム内で会話ができるようiPhoneを配り、またスカイプでのテレビ会議システムも設置しました。さらに、繁忙期には事務所内に託児所を設置しています。また、フレキシブルに時間を活用できる制度を試験的に運用しています。これらの取り組みはまだまだ初期段階のもので、今年1年で議論を重ね、来年に向けての準備をしてきました。
このように自由な働き方ができるようになることのメリットは、より多様な人が働きやすい職場になることです。色々な人が共に働くことで、柔軟な発想や、自分では思いもよらない視点が生まれ、個々人の能力を最大限に発揮できるようになり、プロフェッショナル組織としても強くなります。その結果として私たちが生み出す価値も高くなると考えています。
新オフィスで目指すプロフェッショナルの働き方
その日の自分の仕事内容に応じて、自由に働く時間と場所を決められるような働き方を目指します。その結果として、仕事の効率が上がり、短い時間でも時間当りの付加価値を高めることができるようになります。
新オフィスでは完全なフリーアドレス制で、チームで協働するためのスペースや、一人で集中したいときのスペースなど、様々なシチュエーションに応じた働く空間を用意しています。気分を変えたいときに席を移動することも可能です。また、スタンディングデスクも配置する予定ですが、すぐに集まってスモールミーティングを行うのに便利ということで、海外オフィスではとても人気のあるブースです。
新オフィスはとても明るく、最先端のデザインになる予定ですので、そのようなオフィスで仕事をすること自体も楽しんでもらい、楽しんで仕事してほしいと思います。また、新オフィスは銀座からのアクセスも抜群なので、アフター5も大いに充実させてもらいたいと考えています。
スタッフ時代から変わらない信念
私のスタッフ時代は、海外からのインストラクション(指示書)に基づくリファーラル業務に関与することが多かったです。1週間単位で様々なクライアントに伺うのですが、そのおかげで多くのクライアントの方や監査チームの仲間と出会い、様々な業種のビジネスや仕事の進め方について学ぶことができました。
その中で私が大事にしてきたことが、「自分の頭で考え、1人のプロフェッショナルとしてクライアントにアドバイスできるようになる」ということでした。それが公認会計士としての付加価値の重要な部分と考えていました。私たちは監査業務を通じて多くの会社にお伺いできる立場です。そのため会計の専門知識はもちろんですが、業界に対する知識や動向など、多くの業界知識やベンチマークを知っているからこそ、クライアントに対して様々なアドバイスや付加価値を提供することができます。
問われる公認会計士の真価
監査に対する社会からの期待は高まっており、重要性が増しています。時代の急激な変化についていくためには、監査人として何をすべきかということを常に考えていくことが大切です。
監査でも監査以外のフィールドでも、経済環境の変化やテクノロジーの進化、イノベーションによって、公認会計士の役割は付加価値の高い高度なアドバイスになっています。例えロボットが監査に関わるようになったとしても、社会からの期待はロボットの行った単純作業の結果に対して、公認会計士が付加価値を提供することにあります。単純作業の時間が少なくなる分、より高いレベルでの行動が求められます。
また、クロスボーダートランザクションの増加によって、企業にとって国境の意味は低くなっており、監査においても海外提携事務所との関わりは非常に大切です。EYにはEYファミリーという文化があり、単にビジネスライクな付き合いを超えたEYグローバルとしてのとても強いコネクションがあります。このようなプロフェッショナルの絆、仲間の中で、皆さんには公認会計士の真価を追求してもらいたいと考えています。
(左:EY Japanチェアマン エリア・マネージング・パートナー スコット・K・ハリデー、右:辻理事長)
来週から秋カンが始まりますが、ぜひEY新日本について多くを知っていただきたいと思います。皆さんのこれからの活躍を大いに期待しています。
新日本有限責任監査法人理事長 辻 幸一
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