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2026.10.16
地区事務所松本事務所

【松本事務所】2026年度リクルートブログ Vol.6 ~シニアになって見えてきた、地区事務所の面白さ~

松本事務所 リクルートチーム

「会計士として成長するなら東京。」

公認会計士を目指している方であれば、一度はそんなイメージを持ったことがあるかもしれません。

上場企業が集中し、大規模な監査案件も多い東京。

一般的には、東京の方が経験を積みやすく、専門性も高めやすいと考えられることが少なくありません。

かくいう私は長野県で生まれ育ち、学生時代から地元で働きたいという思いを持っていました。

そのため、就職活動で東京と松本を比較して悩んでいたわけではありません。

ただ、一つだけ気になっていたことがありました。

「地区事務所で、本当に成長できるのだろうか。」

そんな時、採用イベントで当時の松本事務所長がこんなことを話していました。

「松本事務所は、地域のさまざまな課題に対応できる"かかりつけ医"のような存在です。」

一般企業、金融機関、病院、学校法人、そして地方自治体。

地域社会を支えるさまざまな組織と関わり、それぞれが抱える課題に向き合う。

その話を聞いた時、「東京とは違う形で成長できる環境がここにはある」と感じました。

そして私は松本事務所への入社を決めました。


1. 入社して最初に気づいたこと

~成長を支えてくれたのは、人との距離の近さ~

私が入社したのは2021年です。

新型コロナウイルスの影響で入社時期が3月にずれ込み、新人研修もすべてオンラインで実施されました。

(当時松本事務所採用が私1人だったこともあり、今に至るまで入社同期とは画面越しでしか会っていません笑)

全国的にリモートワークが中心となり、特に首都圏では対面で学ぶ機会が限られていた時期です。

そんな中で私にとって幸運だったのが、先輩との距離の近さでした。

分からないことをすぐ相談できる。

レビューを通じて考え方を学べる。

クライアントとのコミュニケーションを間近で見ることができる。

会計や監査の知識だけでなく、プロフェッショナルとしての姿勢やクライアントとの向き合い方、チームで仕事を進める考え方を実務の中で学ぶことができました。

振り返ると、私を成長させてくれたのは、案件の規模というよりも「相談できる人が近くにいる環境」だったように思います。


2. 想像以上に広かった成長のフィールド

~地域を支えるさまざまな組織と向き合う~

スタッフ時代に経験した業務は想像以上に幅広いものでした。

この記事を書くにあたってスタッフ時代を振り返ってみたのですが、

スポットのアサインを含めると、最初の1年間だけでも以下のような業務に関与していました。

・ 金融商品取引法監査 3社

・ 会社法監査 8社

・ 金融機関監査 2法人

・ 病院監査 1法人

・ 学校法人監査 1法人

・ IPO支援業務 2社

関与先によって、組織の目的も課題も異なります。

上場企業には資本市場を意識した視点が必要ですし、金融機関には金融業特有のリスクがあります。

病院や学校法人には、それぞれの社会的役割に根差した論点があります。

こうした経験を通じて学んだのは、「監査をする」こと以上に、「組織を理解する」ことの大切さでした。

採用イベントで聞いた「地域のかかりつけ医」という言葉を実感するようになったのもこの頃です。

さまざまな組織と向き合う経験は、監査手続だけでは得られない視野の広がりを与えてくれました。


3. デジタルとの出会い

~テクノロジーが監査の見方を変えた~

スタッフ時代から個人的に興味をもって積極的に取り組んでいたのがデータ分析です。

Power BIやAlteryxといったデジタルツールを活用しながら、データを起点に企業を理解する方法を学びました。

監査というと証憑を確認する仕事をイメージする方も多いと思います。

一方で、データ分析を行うことで、通常とは異なる取引パターンや業務プロセス上の特徴などが見えてくることがあります。

例えば、

「なぜこの時期だけ特定の取引が増えているのだろうか」

「この数値の変化にはどのような背景があるのだろうか」

といった疑問を持つきっかけになります。

データを可視化することで、経営の状況や業務プロセスの特徴、事業の動きがより立体的に見えてくるようになりました。

そして、その経験は監査に対する考え方にも変化を与えてくれました。

以前は監査というと「確認する仕事」というイメージが強かったのですが、

データ活用を通じて、「企業をより深く理解し、重要なリスクや論点を見つける仕事」だと感じるようになりました。


4. 若いうちから挑戦できる環境

~主査経験を通じて見えた景色~

私にとって大きな転機となったのは、スタッフ3年目と4年目でした。

スタッフ3年目には会社法監査の主査を経験しました。

初めて監査全体を見る立場となり、スケジュール管理やクライアント対応、チーム運営に携わりました。

同じ時期に修了考査も控えていましたが、試験勉強との両立に配慮いただきながら、先輩方のサポートを受けて、どちらも無事に乗り越えることができました。

翌年には包括外部監査というパブリック業務の主査にも挑戦しました。

包括外部監査は、公認会計士などの外部専門家が自治体の特定テーマについて監査を行い、その結果や改善に向けた意見を報告書として公表する制度です。

財務事務や行政サービスなどについて、適法性、有効性、効率性といった観点から検証を行います。

当時の私は経験がなく、右も左も分からない状態からのスタートでした。

しかし、包括外部監査経験者を含む東京事務所メンバーとの混成チームで議論を重ねながら業務を進め、最終的には無事に報告書提出までたどり着くことができました。

企業を見る視点に加え、地域社会全体を見る視点を得られたことは大きな財産です。

また、若いうちから責任ある仕事に挑戦できるだけでなく、その挑戦を支えてくれる環境があることもEY新日本の魅力だと感じています。


5. 金商法主査として感じる監査の未来

~Audit Transformationの真っただ中で~

シニアに昇格した現在は、金融商品取引法監査の主査として業務に携わっています。

監査計画の立案やリスク評価、クライアントとの調整、チームマネジメントなど、スタッフ時代には見えていなかった視点から監査全体を考えるようになりました。

また、監査そのものも大きく変化しています。

私がスタッフ時代に取り組んでいたデータ分析に加え、現在は生成AIの活用も広がっています。

EY新日本では、監査品質を安定的に確保しながら、生産性向上とクライアントへの付加価値向上を実現するため、新しい監査メソドロジー、Smart Delivery、AI活用を柱とした Audit Transformation が進められています。

私自身も生成AIを活用しながら、情報収集や論点整理、調書作成の効率化などに取り組んでいます。

テクノロジーを活用することで、どこに重要なリスクがあるのか、クライアントへどのような価値を提供できるのか、といった、より本質的な検討に時間を使えるようになっていると感じています。

松本にいながら、全国やグローバルで進む監査の変革にも触れられる。

そんな環境も、この事務所の大きな魅力だと思います。


6. 未来の仲間へ


入社前に聞いた「地域のさまざまな課題に対応できる"かかりつけ医"のような存在」という言葉を、私は今、ひしひしと実感しています。

振り返ると、上場企業から地方自治体まで多様な業種の監査を経験できたことが、現在の自分につながっています。

家族や先輩などからの数多くのサポートがあったからこそ、新しい仕事にも挑戦することができました。

そして、入社する前のさまざまな経験も思いがけない形で活かされています。

例えば、私は高校時代、新聞部に所属していたのですが、そこで身につけた文章構成力が、包括外部監査で100ページを超える報告書を作成する際に役立ちました。

だからこそ、この記事をご覧いただいている皆さんも、会計士試験の勉強に限らず、今まで取り組んできたことを大切にしてほしいと思います。

会計士として成長したい。

地域にも貢献したい。

幅広い経験を積みたい。

そして、変化する監査にも挑戦したい。

そんな思いを持つ方にとって、松本事務所はきっと魅力的な環境です。

皆さんが公認会計士試験に合格し、いつかEY新日本で、そして松本事務所で一緒に働ける日を楽しみにしています。

松本事務所 シニアスタッフ T. Fukazawa


松本事務所では、オンライン・対面のどちらでも個別相談会を実施しています。

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