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受験生の皆さん、はじめまして。新潟事務所のマネージャーの髙橋です。この写真は今年の夏、新潟事務所のメンバーでバーベキューをした時のもので、左手前の水色シャツが私です。

皆さんが試験に合格し、公認会計士としてのキャリアを監査法人でスタートさせると、後にさまざまな業務を経験していくことになりますが、今回のブログでは監査法人の業務の中心である監査業務の中での役割の違いについて、特に最初に経験する監査チームのコアメンバーと主査の違いについてお話します。

監査チームの構成はクライアントの事業や規模に応じて異なりますが、骨子としては、監査の全体的な責任者である業務執行社員、日常の業務をリードする主査、そして主査をサポートするコアメンバーから構成されています。

この中で、皆さんが最初に経験するのが監査チームのコアメンバーです。監査チームのコアメンバーは、期中に監査計画の策定や内部統制の評価を行い、期末では各勘定科目に対する監査手続を進めます。これらの業務は基本的に主査の指示の下で実施されますが、年次が上がるに従ってだんだんとリスクが高い領域（たとえば特別な検討を必要とするリスクの対応手続の設計や実施）を経験していくことになります。コアメンバーが実施する手続きにより会計上の誤りや計算書類や有価証券報告書の表示上の誤りを発見し、クライアントにより修正されることが多くありますので、コアメンバーは詳細な手続を実施するうえで重要な役割を果たします。

コアメンバーとしての実践を経たら、次に主査の役割を担当することとなります。主査はクライアントとの関係においては監査法人の「窓口」としての役割を担い、チームメンバーとしては会計上・監査上の論点を検討し、コアメンバーへの業務指示を含めた監査チーム内のコミュニケーションをリードする役割を果たし、監査チームの要となる存在といえます。

このようにコアメンバーと主査は、役割の違いがありますが、いずれも監査チームのメンバーとして重要です。業務執行社員を含め、それぞれの役割に応じてチームで協力しあいながら業務を遂行していきます。監査は企業及び企業環境の理解が基礎であり、クライアントのビジネスを深く理解し、会計上のリスクを見極めそのリスクに対応する手続を設計し実施していきますが、特に主査ロールでは企業を俯瞰からみる側面と内部を詳細に把握する側面の両方が必要です。これは他の業務では得難い経験で、学びが沢山あります。また、企業による違いを感じられることも、監査法人勤務ならではと言えるかもしれません。

私も入社後、まずはコアメンバーを経験し、その後主査を担当しました。コアメンバー時代はクライアント担当者と話しながら会計監査六法を開き（当時は分厚い本を持ち歩くのがかっこいいと思っていました笑）基準に当てはめるとどうかと格闘していたように思います。その後、最初に主査を担当したのはとある上場会社の子会社でしたが、当時は主査として現場の誰よりも会社を深く理解してやろう！リスクを的確に識別し適切な手続を設計・実施してやろう！と意気込んでいたことを覚えています。今もその気持ちは変わりません。

受験生の皆さんも、監査法人に入るとはじめはコアメンバーとして会計上・監査上の論点と向き合いながら経験を積み、その後主査として現場をハンドリングしていくことになると思います。新潟事務所は、上場会社をはじめとした多様な関与クライアントがあり、主査としての経験を重ねるチャンスも豊富にあります。皆さんのロールモデルとなるべき幅広い経験を積んだメンバーも多くいます。ぜひチャレンジしてきてください。このブログをお読みの皆さんと一緒に仕事できる日を楽しみにしています。

【現在予定している法人説明会の概要となります】
◆対象：2023年公認会計士試験論文式試験受験者及び過年度合格者
◆日時：個別説明会　随時開催
◆会場：EY新日本有限責任監査法人　新潟事務所
（新潟市中央区東大通一丁目3番10号 大樹生命新潟ビル7階）
◆内容：新潟事務所概要、オフィスツアー等
◆持ち物：筆記用具

※個別説明会参加希望者は希望される日時を第３希望までご連絡ください。
※オンラインでの参加の場合は、カメラ＆音声機能付きのPC又はモバイル端末(タブレット、スマートフォン)をご使用ください。「Microsoft Teams」での開催を予定していますが、詳細はご予約時にご案内させていただきます。

◆お申し込み方法：メールにてご予約をお願いします。
　メール：recruit.niigata@jp.ey.com
　　担当：若月、管野
◆お申し込み期限：参加希望日の前々日の17:30まで
◆お問合せ先：TEL：025-245-4611またはメール：recruit.niigata@jp.ey.com
　受付時間：月～金曜日(祝祭日除く)、9：30～17：30