職員インタビュー

社会的インパクトが絶大なサイバー攻撃に、セキュリティアナリストとして対峙できる喜び。
2020年入社
Forensics事業部 シニア
インフラエンジニアとしてサイバー攻撃の検出・分析業務に従事。不正調査などに手掛けるフォレンジック調査会社への転職を経て、EY新日本に入社。現在は、クライアントで発生したインシデントに対するフォレンジック業務を中心に、インシデントレスポンスなどを担当。(2021年取材時点)

付加価値を自分にプラスするための転職

EY新日本に入社する前、私はインフラエンジニアとしてキャリアを重ねてきました。国内エンタープライズや官公庁などにおけるネットワーク設計・構築や、セキュリティオペレーションセンターでサイバー攻撃の検出・分析に従事しました。サイバーセキュリティ業務に携わったことで関心をもったのが、原因究明のためにコンピュータ上に残された証拠を調査するデジタルフォレンジックの分野でした。そして、国内大手調査会社に転職してしばらく過ぎた頃、現在の上司であり、テクノロジー部門のリーダーが主催するフォレンジック業界向けのイベントに参加しました。その際にご縁があって薦められたのが、現在所属するForensics事業部でした。入社を決めたのは、EY新日本が監査法人だったことが大きいです。財務会計やビジネスを俯瞰する視点を踏まえて、セキュリティを脅かすインシデントに対応する。そうした経験は、さらなるキャリアアップを望む自分にとって大きな付加価値になると考えました。
INTERVIEW

増え続けるセキリティインシデントに対応

私は現在、Forensics事業部に置かれたサイバーセキュリティチームに所属しています。様々なバックグラウンドを持った方々で構成された専門家集団で、セキュリティアナリストとして私が携わっている業務は主に二つあります。一つは、サイバー攻撃の増加に伴って増え続けるセキュリティインシデントの調査サービスです。マルウェア感染、不正アクセス、情報漏洩といった事象に対して、原因の究明や対応策の検討などを行っています。また、クライアントからの依頼に応じて、解決に向けた助言の提供や、フォレンジック調査による解析結果をまとめた報告書の作成にも対応しています。前職では、国際訴訟や不正の証拠を突き止めるリーガルテック領域の調査サービスが中心でした。現在は、感染したコンピュータが利用者のシステムへのアクセスを制限するランサムウェアを始め、最新動向として注目されているサイバー攻撃に関する調査に携わることができています。望んでいた業務だけに、EY新日本に転職して良かったです。

セキュリティスキルを普及させる、という業務

もう一つの業務は、デジタルフォレンジックトレーニングの提供です。サイバー攻撃の多様化やマルウェアの進化によって、民間企業や公的機関のセキュリティ担当者が対応を迫られるインシデントは、拡大の一途をたどっています。トレーニング目的は最新の技術動向に対応するスキルの向上にあり、私は官公庁向けのトレーニングを提供しています。使用するテキストや演習内容を整備し、講師を務めるのは私たち自身です。インシデント対応や不正調査におけるデジタルフォレンジックのノウハウや経験を伝えることで、有事の際に内部で対応できるご担当者を増やすという貢献度の高い仕事なので、非常にやりがいを感じています。技術は刻々と進歩していくため、私たち講師も常に知見をアップデートしていく必要があります。受講する方々に対して、アウトプットするためにインプットする。インプットしたことを、アウトプットするために理解を深める。そうした反復が、サイバーセキュリティの専門家である自分自身のトレーニングにもなっています。

人間関係の良さが生み出す、チームの総合力

EY新日本に入社して良かったと感じることは数多くあります。その一つが、ニュースで報道されるほど絶大な社会的インパクトを持つ、セキュリティインシデントに対応している時です。高度なスキルや迅速な対応力が求められるだけに、自分の成長を感じる瞬間でもあります。一方で、日々の業務の中で実感するのが、チーム内での良好な人間関係です。クライアントにとって脅威となるインシデントは多岐にわたりますが、一人で対応するケースはほぼありません。チームで一丸となり、限られた時間の中で原因究明や問題解決に取り組みます。技術だけではなく、人間性までリスペクトできる。そうした人材が集まるプロフェッショナル集団だからこそ、良好な人間関係を築け、結果としてチームの総合力を発揮したインシデント対応ができると思います。また、メンバーが持ち合わせているコミュニケーション力や協調性の高さが、職場に明るいムードや働きやすさを生み出しています。

転職によって拡大した“ライフ”の比重

働きやすさに関していえば、業務時間の設定や休暇の取得には柔軟に対応してもらえます。また、入社したことで変化したのがワークライフバランスです。在宅勤務が中心になっていることを差し引いても、“ライフ”の比重が大きくなりました。その背景には、メンバー各個人が大切にしていること(My Purpose)を尊重するEY新日本の風土があると思います。EY新日本に転職してからは、平日に妻や3歳になる娘と過ごす時間や趣味を楽しむ機会も増えました。有給休暇も取りやすく、旅行に長期間出かけることも可能です。そして、時間的にも精神的にも余裕が生まれたことで、業務やキャリアアップに役立つ自己学習にも取り組むようになりました。テクノロジー人材として、今後はプロアクティブなサービスの開発などでも事業部や社会に貢献していきたいと考えています。
DAY OFF
仕事を忘れさせてくれる「一人娘との時間」
3歳になる娘がいるので、休日は自宅近くの公園などで遊び、時間に余裕があれば自分の趣味や自己学習に打ち込んでいます。まとめて有給休暇を取れる時は、家族で旅行に出かけることが多いです。娘と水遊びができるリゾートホテルなどで過ごし、一家団らんを楽しむことでリフレッシュしています。

ONE DAY SCHEDULE

  • AM 9:20在宅勤務開始
  • AM 9:30タスクの確認
  • AM 10:30進捗報告ミーティング
  • PM 12:00自宅周辺でランチ
  • PM 13:00データの解析・検証、資料作成
  • PM 18:00在宅勤務終了

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