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2013年グローバル鉄鋼業界

発行年月:
2013.05
概要:

本報告書は、EYのグローバル鉱業・金属セクターが公表した2013年における鉄鋼業界の展望をまとめたものです。
(1)不透明な経済環境下でのバリューの維持、(2)戦略的なコスト削減の推進、(3)資本の最適化 の3点を柱に、中国とインドの鉄鋼生産の現状、他の生産国の現状を解説しています。

2012年、グローバル規模で鉄鋼の需要が若干増加した一方で、生産設備の廃棄が進みました。しかし、これも十分とは言えず、設備の過剰度合いは前年に比べて悪化しています。
グローバル鉄鋼セクターの設備稼働率は80%を割り込んでおり、2013年も引き続き設備過剰が深刻な問題となると予想されます。
また、原材料価格は、2013年以降も引き続き大きく変動するとみられることから、高コスト企業は今後、単独での持続可能性が疑問視されています。