2013年9月24日
2013年改訂版COSO ‐17の原則と87の着眼点‐

2013年改訂版COSO ‐17の原則と87の着眼点‐

執筆者 林 直樹

EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 エンタープライズリスク パートナー

シンプル、ストレート、スピーディー。

2013年9月24日

2013年、米国トレッドウェイ委員会支援組織委員会  (以下、COSO) は、内部統制の統合的枠組みを改訂し、公表しました。

内部統制の統合的枠組みは、内部統制の基本的な考え方として米国をはじめ広く国際的に利用されてきたもので、米国SOX法における内部統制評価においても多くの企業がこの枠組みを利用しています。

COSOの改訂版統合的枠組みにおいて新たに示されたのが、内部統制の構成要素に関連する「17の原則」です。企業が内部統制を有効であると評価するためには、これら「17の原則」が存在し、機能しているかどうかを検討する必要があります。さらに、「17の原則」が存在し、機能していることを示す特徴として、87の「着眼点」が示されています。

また、これまで内部統制の目的として定義されていた「財務報告」が、「報告」と再定義されており、非財務報告についても内部統制の目的に含まれていることも大きな変更点といえます。

さらに、その内容は「ガバナンス監督に関する期待」「市場と業務の国際化」「ビジネスの変化と複雑性の増大」など、過去数十年におけるビジネスおよび業務環境の多くの変化を反映しています。そのため今後、企業はCOSOの改訂版統合的枠組みを活用して、内部統制の質の向上を図ることが可能となっています。

詳細は添付のPDFをご覧ください。

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サマリー

COSOは、内部統制の構成要素に関連する「17の原則」を新たに示しました。企業が内部統制を有効であると評価するためには、これら「17の原則」が存在し、機能しているかどうかを検討する必要があります。さらに「17の原則」が存在し、機能していることを示す特徴として、87の「着眼点」が示されています。

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執筆者 林 直樹

EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 エンタープライズリスク パートナー

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