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債務超過会社の税効果

2010.08.06

Question

会社は当期末に債務超過となり、債務超過の状況が短期間に解消されない見込みです。このような場合、繰延税金資産の回収可能性はどのように考えるべきでしょうか。

Answer

監査委員会報告66号「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査上の取扱い」によると、過去(おおむね3年以上)連続して重要な税務上の欠損金を計上している会社で、かつ、当期も重要な税務上の欠損金の計上が見込まれる会社の場合には、通常、将来の課税所得の発生を合理的に見積もることができないと判断され、原則として、将来減算一時差異および税務上の繰越欠損金等に係る繰延税金資産の回収可能性はないものと判断することとされます。また、債務超過の状況にある会社や資本の欠損の状況が長期にわたっている会社で、かつ、短期間に当該状況の解消が見込まれない場合には、これと同様に取り扱うとされています。

ご質問の会社は、債務超過となり、債務超過の状況が短期間に解消されない見込みであるとのことなので、通常、将来の課税所得の発生を合理的に見積もることができない場合に該当し、将来減算一時差異および税務上の繰越欠損金等に係る繰延税金資産の回収可能性はないものと判断します。


根拠条文

  • 繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査上の取扱い 5.⑤


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