企業会計ナビ

繰延税金資産・繰延税金負債の相殺表示

2010.08.06

Question

個別財務諸表上、流動資産に属する繰延税金資産と流動負債に属する繰延税金負債がある場合は、両者は相殺表示され、投資その他の資産に属する繰延税金資産と固定負債に属する繰延税金負債がある場合も同様に相殺されますが、連結上も同様に相殺表示することになりますか。

Answer

個別財務諸表上においては、流動資産に属する繰延税金資産と流動負債に属する繰延税金負債がある場合および投資その他の資産に属する繰延税金資産と固定負債に属する繰延税金負債がある場合には、それぞれ相殺して表示することとなります。ただし、連結の場合には、異なる納税主体の繰延税金資産と繰延税金負債は、原則として相殺してはならないこととされます。

連結財務諸表の作成に当たっては、個別財務諸表の単純合算により連結財務諸表上の繰延税金資産および繰延税金負債はおおむね確定することとなりますが、必要に応じて個別財務諸表上で相殺表示が正しくなされているかという点をチェックする必要があります。

なお、連結納税制度を採用している場合には、法人税に係る部分については別会社であっても、同一納税主体となるので、法人税に係る部分についてのみ相殺表示することになることに注意が必要です。


根拠条文

  • 税効果会計に係る会計基準 第三 2.


情報量は適当ですか?

文章はわかりやすいですか?

参考になりましたか?