9月17日開催 WWN&DBJ-WEC共催セミナー後記 
WAW! Tokyo 2014関連イベント「“女性と起業”を考えよう-受賞者レビュー&パネルディスカッション」

2014.11.19
公認会計士 能登 景子

WWNは株式会社日本政策投資銀行(DBJ)と、女性起業家や女性エグゼクティブをサポートするための実践講座「経営を学ぶシリーズ」と題してセミナーを共催しています。今回は、「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」World Assembly for Women in Tokyo 2014の関連イベントとして「"女性と起業"を考えよう-受賞者レビュー&パネルディスカッション」を開催いたしました。

受賞者による事業の紹介

第3回DBJ女性新ビジネスプランコンペティションの受賞者の方々に事業の概要についてご紹介いただきました。

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株式会社Waris
田中美和 代表取締役共同代表

配偶者の転勤・育児・介護など、さまざまな事情により、フルタイム正社員という働き方を変えたいハイキャリア層の女性の力を活用した業務アウトソーシングサービス事業を行っています。時間や場所にとらわれない自由で柔軟な働き方を提供することで、女性が生き生きと働き続けられる世の中の実現を目指しています。

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一般社団法人WATALIS
引地恵 代表理事

東日本大震災の被災地域である宮城県亘理郡亘理町において、全国から寄せられた着物地を被災地域の女性たちの手で加工し、リメイク雑貨商品を企画・製造・販売しています。地域住民が主体性を持ち、復興を目指す推進力になるとともに、グローバルブランドを創ることを目指しています。

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株式会社ファーメンステーション
酒井里奈 代表取締役社長

米やバイオマス、未利用資源を原料に、独自の発酵技術を活用しエタノールを製造・販売しています。エタノールを原料とした高付加価値プロダクツを生み出すことにより、収益性の高い小規模地域循環事業を国内外で展開させることを目指しています。

また、Material Wrld,Inc, 代表取締役の矢野莉恵さん、株式会社気仙沼ニッティング 代表取締役の御手洗端子さんからビデオメッセージが寄せられました。

Material Wrld,Inc,では、消費者が着用しなくなったラグジュアリー衣類と引き換えに、大手百貨店ギフトカードを提供することにより、衣料の新規購入を促し、中古市場の利益をファッション業界に還元するモデルに取り組んでいます。

株式会社気仙沼ニッティングでは、気仙沼の編み手が編むオーダーメイドのカーディガンやプレタポルテのセーターを販売しています。価格帯は7~15万円程度ですが、生産できる量を超えた注文を獲得しています。持続的に地域に収益をもたらし、働く人が「誇り」を持てる産業となるべく、設立当初より「ハイエンド・ブランド」として事業を展開しています。

パネルディスカッション

前半は、株式会社フィックスターズ 代表取締役会長の長谷川智彦さんを迎え、「成功する起業は何が違うか?」をテーマに、インクタンク・ジャパン株式会社 代表取締役社長の塚越雅信さんがファシリテーターを務め、パネルディスカッションを行いました。
各パネリストがそれぞれ、創業に至った経緯、ビジネスモデル、創業仲間との出会い、創業後に直面した課題、今後のブランディングなどについて、議論を行いました。

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後半は、参加者の方々からの経営や起業に関するご質問に、AZX総合法律事務所 弁護士 増渕勇一郎さん、株式会社フィックスターズ 長谷川智彦さん、当法人 WWN代表 金子裕子がお答えする「経営を考えるQ&Aセッション」を行いました。
経営者の思いを具体化していくために、専門家のサービスや公的機関の相談窓口を積極的に利用したほうがよいことや、マーケットを知るために、忙しくてもいろいろな場所に出掛けて行き、人と会って交流を深めることが大事であること、などのアドバイスがありました。

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最後に、DBJ女性新ビジネスプランコンペティションの選考基準に関して、株式会社日本政策投資銀行 女性起業サポートセンター長の栗原美津枝さんより説明を行いました。

今回のセミナーは、DBJ女性新ビジネスプランコンペティションの各受賞者やビジネスの一線で活躍する企業家、法律の専門家をお迎えし、創業や経営に関する幅広いテーマを対象として実施いたしました。

今後も皆さまの経営の悩みや、より成長していただくために役立つ内容にフォーカスしたセミナーを開催してまいりますので、ぜひご参加ください。