Winning Women ビジネスセミナー(第5回)「女性経営者のための実践講座~これだけは知っておきたい!会計入門~」セミナー後記

2013.07.23
公認会計士 後藤 昌子

6月17日に5回目となるWinning Womenビジネスセミナーおよび交流会を開催し、東京会場に約40名、ライブ配信先の札幌会場に約20名の女性経営者およびエグゼクティブの方々にお集まりいただきました。
今回のセミナーのコンセプトは、日々の取引から決算書をやさしく解説することにあり、グループに分かれ、参加者同士のディスカッションを重視した形式としました。

会場1本セミナーでは、当法人の新居幹也シニアマネージャー(現在、パートナー)が講師となり、初めに、決算書の使用目的から日々の経営行動と決算書の関係に至る概要を説明いたしました。その後、各テーブルで自己紹介を行い、皆さんの決算書等における悩みをディスカッションしていただきました。ここで出された悩みとしては、「経営者として決算書を見るポイントが知りたい。」「決算書の裏にあるストーリーが分からない。」「不動産賃貸業などで入居審査の際に顧客の決算書を見ることがあるが、何を注意して見ればいいのかが分からない。」といったことでした。中には「IFRSについて悩んでいる。」「海外の会計基準に基づく決算書については詳しいが、日本の決算書はよく分からない。」といった高度な悩みも聞かれました。

その後、個別論点として、①売上・売掛金、②棚卸資産・売上原価・買掛金、③賃貸料・人件費・固定資産・税金の3つを取り上げ、それぞれ15分程度の講義の後に10分程度のグループディスカッションをするという形式で進めました。

会場2個別論点のグループディスカッションでは、当法人の会計士がファシリテーター(進行役)となり、グループごとに、会計士の経験や、モデル財務諸表を参考にした分析などが議論されました。「経営や不正などの異常値を知るためには前期の決算書との比較や滞留調査などが有効となる。」「売上が減少しているのに売掛金が増加しているなど、決算書の貸借対照表と損益計算書を比較分析することにより、さまざまなことが分析できる。」「資産は実在性や評価の論点がポイントだ。」など、活発に議論されていました。

会場3最後に、グループごとに感想を発表していただきました。「今回のような決算書の基礎という内容は、ほかのセミナーにはない企画で、よく理解できた。」「滞留債権などの異常事態は発生して対応に困る前に対策を立てることが大切だと感じた。」「決算書の裏にある、さまざまなストーリーが読み取れるようになった。」「決算書を従来とは異なる見方で見ることができるようになった。」という好意的なご意見をたくさんいただきました。

会場4今回のセミナーでも、WWN会員および女性関連ビジネスを展開されている方から、自社のPR紹介を行っていただきました。

  • アジアと女性に特化したマーケティング会社を運営されている「リブラ株式会社」の沖野真紀代表取締役

今後も、皆さまの経営に役立つ情報を提供し、ネットワーク構築の場となるセミナーを開催してまいりますので、ぜひご参加ください。