旬刊経理情報 連載『女性リーダーからあなたへ』

第34回 大人が夢をみることで、子供たちの未来はもっとハッピーになる!

2020.05.08
バルドゥッチ 淳子
(株)バルドゥッチ 代表取締役
Winning Women Networkの企画・協力で、旬刊経理情報に『女性リーダーからあなたへ』を連載しています。2020年1月1日号に掲載された記事をご紹介します。

「バルドゥッチさんって何人?」ってよく聞かれますが、私は東京生まれの100%日本人です。旦那さんがアルゼンチン人なので、この苗字です。幼少期から今日まで、父からの影響、自身の留学、国際結婚や育児から得た国際感覚からの挑戦が私の人生のマイルストーンだと振り返りました。

グローバルな視野を持つ父がお手本
私が子供の頃、父は商社に勤めていて、父から海外出張の話を聞いたり、英語を習ったり、外国人もよく家に来たりしていました。私の夢は父のように、「アメリカに留学」して、「世界を飛び回るキャリアウーマン」でした。そして、私もアメリカ留学から帰国後、毎月のように海外出張をするようになりました。そう、夢が叶ったんです! そう感じた瞬間に、子供の頃の夢は、自身の成長とともに膨らむべきだったことに気づきました。そんな矢先に父が起業して、ブルーオーシャンの可能性や楽しさを語ってくれるようになり、「いつしか私も挑戦してみよう!」と思うようになりました。

アンラーニングからの試行錯誤が大事
外国人の旦那さんとの間に娘を持ってから、もっと女性が活躍するような日本の未来であって欲しいという想いで私は起業しました。日本の化粧品は海外では評価が高い一方で、膣周りのケアは非常に遅れていました。そこで、長い間、有名な化粧品ブランドに携わった経験を活かして、自身のブランドを立ち上げました。以来、『アンラーニング』(いったん学んだ知識や既存の価値観を批判的思考によって意識的に棄て去り、新たに学び直すこと)の重要性を痛感しています。一般的な経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)が乏しいなかで、どうしたらできるのか、『アウトオブボックス』の思考で試行錯誤を繰り返すことが大事だと思います。

私の挑戦が、娘への贈り物
娘には、よく仕事のお話をしたり、いろんな本を読んであげたりしていました。だけれども、私のシンガポール出張に当時7歳の娘が同行した時に、娘は驚くほど成長したのでした。私が働く様子を24時間約10日間、間近で見ていた娘は、私の仕事を深く理解するようになりました。帰国後は、自分の名刺やプレゼン資料を作成するなどして、積極的に仕事の応援をしてくれるようになりました。「大人は世界がとても広くて、いろいろな挑戦をしていてかっこいい。これからも大人の話をもっと聞いて、自分の世界を広げてみたい」とあるインタビューで応えた娘。私が夢を追い続けることで、娘のあのキラキラした瞳がずっと輝いていて欲しいと願います。

仕事に加えて、家事や育児をこなすことは、本当に大変で時には壁があります。窮地の時は、そのことは考えずに、ちょっと距離を置いて、好きなことをして、よく寝るようにしています。心身ともにリフレッシュしてから、再度向き合うと、より前向きな思考や行動が生まれてくるのではないでしょうか。仕事も家事も育児も、①グローバルな視野を持つこと、②試行錯誤を繰り返すこと、③夢をもって挑戦し続けること、が大切だと思います。愛する人たちの幸せを願うからこそ、私自身が日々ハッピーでありたいです。

(「旬刊経理情報」2020年1月1日号より)
(企画・協力 EY新日本有限責任監査法人 EY Entrepreneurial Winning Women)

バルドゥッチ 淳子

バルドゥッチ 淳子(ばるどぅっち・じゅんこ)
(株)バルドゥッチ 代表取締役

1977年東京生まれ。米国UCバークレーエクステンション卒業後、商社の海外事業部を経て日系の大手化粧品会社に就職。国際部にて化粧品ブランドの海外プロデュースなどを手がける。グローバル体験を通じて、日本の美容の盲点に着目。2017年日本発デリケートゾーンのケアブランド『トレスマリア』を設立。現在、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、西武池袋本店など百貨店を中心に15店舗にて販売中。著名雑誌にてベストコスメなど多数受賞。