旬刊経理情報 連載『女性リーダーからあなたへ』

第22回 夢を叶えた時に助けになるのは今の仕事や仲間たち

2019.04.05
大森 渚
(株)オージュ・コンサルティング 代表取締役
Winning Women Networkの企画・協力で、旬刊経理情報に『女性リーダーからあなたへ』を連載しています。2019年1月1日号に掲載された記事をご紹介します。

こんにちは。大森渚と言います。Webや印刷物を活用したプロモーションの会社を運営しています。会社を立ち上げて6年。個人事業主の時を含めると8年になります。

その前は、神戸にある株式会社フェリシモという通信販売会社で商品企画やWebディレクターの仕事をしていました。

仕事はとても充実していて、周りの方々にも恵まれました。でも、学生時代からお付き合いしていた人との結婚が決まり、関西から東京に行くことになりました。

その後、2年間の資格取得の勉強期間を経て、コンサルタントとしての仕事を始めました。 自営業者として、私にはとても不利なことがありました。会社員時代を関西で過ごしたため、関東にほとんど仕事のツテが無かったんですね。

それでも、同じ資格を持つ仲間や受験生時代のつながりや、いろいろな場所で出会う人たちを頼りに、少しずつ仕事の可能性を探っていきました。

いわゆる営業は苦手なタイプです。だからこそ、一つ一つの仕事をきちんと次に繋げていけるように、お客様がお話することをきちんと聴くように心がけてきたつもりです。

そのうちに、少しずつではありますが、手伝ってくれる人も増え、売上も増えていきました。

すると、不思議なことが起こりました。会社を離れて10年経った現在、元の会社のご縁が少しずつ結ばれてきているんです。

世界中で活躍するOBOGとお仕事で関わらせていただいたり、今でも第一線で活躍している同期に新しいひらめきをもらったり。自分も経営者のハシクレになったからなのでしょうか、昔は雲の上の人だった社長も、「ああ、こういうことを考えていたのかな」と身近に感じられるのです。

もし、今の会社から独立したい、起業したいという方がいれば、私が声を大にして言いたいのは、「今の仕事や仕事仲間を大事にしたほうがいい」ということ。

たまには、仕事がつまらなくなったり、人間関係が煩わしくなったりすることもあると思います。

でも、仕事を楽しくできるように工夫したり、うまく周りとやっていく方法を学んだりすることで、普段の仕事を成長のチャンスにできると思います。

そこで身につけたことが、いつか夢を叶えた時に生きてきます。

そして5年後10年後、今の仕事が思わぬところでその時の仕事とつながってくるようになってくるのだと思います。

偉そうなことを言ってしまいましたが、私は会社員時代、ちっとも優秀な社員ではありませんでした。そんな私でも、会社員時代に経験させていただいたことをとてもありがたく感じています。

毎日の一つ一つお仕事が、みなさんの将来、かけがえのない宝物になっていきますように!

(「旬刊経理情報」2019年1月1日号より)
(企画・協力 新日本有限責任監査法人EY Entrepreneurial Winning Women)

大森 渚

大森 渚(おおもり・なぎさ)

早稲田大学大学院卒業後、(株)フェリシモで女性向けファッションの商品企画、仕入れ在庫管理、Webディレクターを経験。メーカー直送ビジネスや顧客参加型SNSの立ち上げにも携わる。2011年7月に独立、2013年4月に(株)オージュ・コンサルティング設立。販売促進に関するコンサルティング、Webサイト・パンフレット等の企画制作を中心に活動。「一緒にいるだけで前向きになるコンサルタント」をモットーに、企業の強みを引き出し、整理し、伝える支援を行っている。