サービス
M&A

グローバル保険業界におけるM&Aの動向

2017.03.08

世界的な保険業界のM&Aの動向(2016年1月~9月)本稿は2016年1月から9月までの世界的な保険業界のM&Aの動向を簡略にまとめたものです。2016年1月から9月までのM&A案件は、好調だった2015年から一転し、前年同期比でディール数は20%減少し、ディール総額は82%減少しました。特に10億米ドルを超える大型案件が大幅に減少したことが、ディール総額の大幅な減少につながりました。しかし興味深いことは、ディール減少の理由が世界各地でそれぞれ異なっていることです。

欧州では2016年1月から9月までの期間を通じて政治・経済上の不確実性が拭えなかったことや、保険会社ではソルベンシーII体制への業務の移行などがありました。イギリスのEU離脱問題が欧州における意思決定に影響を与えた唯一の要因というわけではなく、国民投票の前後でも、不確実性と市場のボラティリティが落ち着く気配はありませんでした。アジア太平洋地域でも同様に、主要な成長市場の減速により、市場と経済の不確実性に直面していました。また、米州地域では、こうした不確実性は単にアメリカ大統領選挙の結果を受けたものではなく、北米・中南米全体に広がっていました。

何よりも、こうしたM&Aの動向は、世界的な保険業界のM&Aが相互に関連していることを示しており、ある地域における投資家の投資意欲の変化の影響が、至るところに波及しているためだと思われます。

英文オリジナルレポートと併せてご確認ください。

関連ページ