最近、企業による不正・不祥事の報道が後を絶たず、また、世界的にも増加傾向にあります。ある調査によれば、不正による企業の損失は収益の6%にも達することが指摘されています。今や企業が引き起こす犯罪は、政府機関、規制当局、利害関係者、そして一般国民などから非難の的となっており、企業イメージに重大な影響を及ぼしています。
そのため、企業は組織の安全性や誠実性、そして企業価値を守るための効果的な手段を整備し、不正行為の疑いがあった場合には、迅速に事実関係についての調査を行う必要があります。
私たちは、企業の存在を脅かす不正リスクが多様化・複雑化する中、従業員不正や不正な財務報告に関する調査および企業間の係争について、アーンスト・アンド・ヤングのナレッジ、経験およびグローバル・ネットワークを活用しながら企業を支援します。
不正対策
不正行為は、今や企業の存続をも揺るがす重大な脅威となりつつあります。不正・不祥事リスクに対する経営責任を誠実に果たせるよう、不正リスク評価、統制活動の評価、教育研修などを通じて企業の不正対策を支援します。
私たちはアーンスト・アンド・ヤングのメソドロジーをベースに、次のステップを通じて効果的な不正対策を支援します。
- 不正リスク評価や統制活動のモニタリングを行う「事前対策」
- 不正調査や修正計画、懲罰処分の実施などを織り込んだ不正対応策による「事後対応」
不正調査および係争支援
不正が発生した直後の対策として、職業的専門家による特別調査委員会の設置支援、不正事実調査チームの構成支援および迅速な不正調査の実施を行います。特に財務報告に関する不正は、経営者が関与することが多く、企業の存続にも重大な影響を与えかねません。資産の横領など組織に対する不正や財務報告に関する不正の兆候が見られる場合、監査法人としての専門性を活かし、財務会計および不正調査の職業的専門家が事実関係の確認、証拠収集などの調査を実施します。なお、必要に応じて弁護士、その他の職業的専門家とも連携しながら対応します。
<主な提供サービス>
- 特別調査委員会の設置支援
- 不正事実調査チームの構成支援
- 従業員不正に関する調査
- 不正な財務報告に関する調査
- その他の内部不正調査
また、係争支援サービスは、訴訟中あるいは訴訟に発展する可能性のある法的な紛争事件について、弁護士事務所と連携しながら、損害の範囲および損失額の算定を行うと同時に、グローバル・ネットワークを活用して証拠開示において必要となる証拠の収集および分析を行います。
<主な提供サービス>
- 企業間紛争のサポート
- 保険金請求に関する調査
- 知的財産権に関する調査
- その他のアドバイザリーサービス
フォレンジック&ディスカバリーサービス
大規模で複雑な係争や調査においては、大量の電子ドキュメントやEメール、その他さまざまな電子媒体のデータが分析の対象となります。特にEメールは、現在ほとんどの調査で重要な情報源とされています。コンピュータフォレンジックチームは、このような電子データの収集、証拠の特定、分析に至るまで、高度な技術力を駆使して企業を支援します。
<主な提供サービス>
- コンピュータフォレンジック調査
コンピュータフォレンジックチームは、電子データの収集、証拠の特定、分析に至るまで、アーンスト・アンド・ヤングの豊富な実績、高度な技術力、グローバルで統一された独自のメソドロジーをベースに、電子記録を収集・分析・抽出し、法的な証拠性を明らかにします
- eディスカバリー(電子情報開示)
電子データを証拠として提出する際に、複数の主要なeDiscoveryツールの経験と、実用的な知識を携えた、専門のコンピュータ・フォレンジック・チームが、高度な技術力を駆使して不正などの発見のための支援をします。
- 電子記録管理
企業には膨大な量の電子情報が複数の拠点や多くのコンピュータ上、 ハードディスクや半導体記憶媒体をはじめとする多種のメディアの中に保存されています。
私たちコンピュータ・フォレンジック・チームは膨大な電子データの保全・文書の作成、伝達、利用、保管、廃棄に至るまでの管理計画の立案、及び関連データの特定方法の整備を支援します。