企業会計
事例集

【早期適用】棚卸資産の評価 後入先出法の廃止 (2009.11.17)

新日本有限責任監査法人  ナレッジセンター・リサーチ

平成20年9月26日に改正企業会計基準第9号「棚卸資産の評価に関する会計基準」が公表され、平成22年4月1日以降開始する事業年度から、会計基準の国際的なコンバージェンスを図るため、選択できる棚卸資産の評価方法から後入先出法が削除されました。当該基準は、平成22年3月31日以前に開始する事業年度からの早期適用が可能であるため、平成22年3月期において早期適用している会社について調査を実施しました。なお、検索範囲の網羅性については、確保されていないことを申し添えます。

調査日: 平成21年10月22日
調査対象: 平成22年3月期 第1四半期報告書
調査項目: 四半期(連結)財務諸表作成のための基本となる重要事項等の変更

1. 会社一覧

業種 証券コード 会社名 上場区分 対象年度
建設業 1975 (株)朝日工業社 東証一部、大証一部 平成22年3月期第1四半期
食料品 2801 キッコーマン(株) 東証一部、大証一部 平成22年3月期第1四半期
石油・石炭製品 5019 出光興産(株) 東証一部 平成22年3月期第1四半期

2. 事例

会社名: (株)朝日工業社
対象年度: 平成22年3月期第1四半期
対象書類名: 四半期報告書

企業情報≫経理の状況≫四半期連結財務諸表等≫四半期連結財務諸表≫【四半期連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項等の変更】

会計処理基準に関する事項の変更

(1)棚卸資産の評価に関する会計基準の適用

「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 平成20年9月26日)が平成22年3月31日以前に開始する連結会計年度から適用できることになったことに伴い、当第1四半期連結会計期間から当会計基準を適用し、貯蔵品の評価方法を後入先出法から移動平均法に変更しております。

なお、この変更による当第1四半期連結累計期間に係る損益への影響は軽微であります。

会社名: キッコーマン(株)
対象年度: 平成22年3月期第1四半期
対象書類名: 四半期報告書

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3.会計処理基準に関する事項の変更

棚卸資産の評価に関する会計基準の適用

「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 平成20年9月26日)が平成22年3月31日以前に開始する連結会計年度から適用できることになったことに伴い当第1四半期連結会計期間から当会計基準を適用し、当社及び一部の連結子会社の棚卸資産(しょうゆの原材料(包装材料を除く)・仕掛品・製品)の評価方法を後入先出法から総平均法に変更しております。

これにより、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益は1,488百万円増加しております。

当該影響額は、払い出した棚卸資産の帳簿価額合計額(売上原価)と、当第1四半期連結会計期間の払い出し数量に当期受入高の平均単価を乗じた金額との差額(当期の損益に含まれる棚卸資産の保有損益相当額)により算定しております。

当該保有損益相当額の算定に含めた棚卸資産はしょうゆの原材料(包装材料を除く)、仕掛品、製品であります。

なお、セグメント情報に与える影響は当該箇所に記載しております。

企業情報≫経理の状況≫四半期連結財務諸表等≫四半期連結財務諸表≫注記事項≫セグメント情報≫【事業の種類別セグメント情報】

~略~

3.会計処理の方法の変更

当第1四半期連結累計期間

(棚卸資産の評価に関する会計基準)

「四半期連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項等の変更」3.会計処理基準に関する事項の変更 に記載のとおり、「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 平成20年9月26日)が平成22年3月31日以前に開始する連結会計年度から適用できることになったことに伴い、当第1四半期連結会計期間から当会計基準を適用し、当社及び一部の連結子会社の棚卸資産(しょうゆの原材料(包装材料を除く)・仕掛品・製品)の評価方法を後入先出法から総平均法に変更しております。この変更に伴い、従来の方法によった場合に比べて、営業利益は、食料品製造・販売事業で1,488百万円増加しております。

企業情報≫経理の状況≫四半期連結財務諸表等≫四半期連結財務諸表≫注記事項≫セグメント情報≫【所在地別セグメント情報】

~略~

3.会計処理の方法の変更

当第1四半期連結累計期間

(棚卸資産の評価に関する会計基準)

「四半期連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項等の変更」3.会計処理基準に関する事項の変更 に記載のとおり、「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 平成20年9月26日)が平成22年3月31日以前に開始する連結会計年度から適用できることになったことに伴い、当第1四半期連結会計期間から当会計基準を適用し、当社及び一部の連結子会社の棚卸資産(しょうゆの原材料(包装材料を除く)・仕掛品・製品)の評価方法を後入先出法から総平均法に変更しております。この変更に伴い、従来の方法によった場合に比べて、営業利益は、日本で1,488百万円増加しております。

会社名: 出光興産(株)
対象年度: 平成22年3月期第1四半期
対象書類名: 四半期報告書

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3.会計処理基準に関する事項の変更

(1)重要な資産の評価基準及び評価方法の変更

たな卸資産

当社は、たな卸資産の評価方法について、従来、後入先出法によっていましたが、「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 平成20年9月26日)が平成22年3月31日以前に開始する連結会計年度から適用できることになったことに伴い、当第1四半期連結会計期間より総平均法に変更しています。

この結果、従来の方法によった場合と比べて、営業利益は8,018百万円増加し、経常損失、及び税金等調整前四半期純損失は同額減少しました。

なお、セグメント情報に与える影響は、当該箇所に記載しています。

企業情報≫経理の状況≫四半期連結財務諸表等≫四半期連結財務諸表≫注記事項≫セグメント情報≫【事業の種類別セグメント情報】

~略~

3.会計処理方法の変更

(たな卸資産)

「四半期連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項等の変更 3.(1)」に記載のとおり、当社は、たな卸資産の評価方法について、従来、後入先出法によっていましたが、「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 平成20年9月26日)が平成22年3月31日以前に開始する連結会計年度から適用できることになったことに伴い、当第1四半期連結会計期間より総平均法に変更しています。

この結果、従来の方法によった場合と比べて、当第1四半期連結累計期間は石油製品部門で営業損失が8,297百万円減少し、石油化学製品部門で営業利益が279百万円減少しました。

検索範囲の網羅性については確保されていません。あらかじめご了承ください。