新日本有限責任監査法人は、今後のIFRSに基づく財務報告ニーズの高まりに対し、サポート体制をより一層充実・強化するため、10月16日付で、「IFRS推進本部」を設置いたしました。

今後の急速なIFRSの浸透は、日本の会計制度を根本的に変える事象であり、財務会計のみならず、管理会計、規制当局報告、内部統制、ビジネス・プロセス、IT、企業内教育研修など、幅広い分野に影響を及ぼすと考えられます。

これに対応し、当法人では、従来からIFRSサービスを担う部門として、IFRS専門担当者による常設の専任部門「IFRS デスク」を設置していますが、一層のサービス体制の充実と、品質管理の強化を実現するとともに、企業のあらゆるIFRSニーズに応えるため、今般、「IFRS推進本部」を設置し、600名体制でサービス提供を行ってまいります。

また、今後、当法人の全プロフェッショナルをIFRSの専門家として育成していくことを目指し、「IFRS推進本部」が教育推進を行っていきます。

「IFRS推進本部」は、アーンスト・アンド・ヤングのグローバルネットワークを通じて、常にIFRSに関する最新の動向を把握し、グローバルで首尾一貫したクオリティの高いサービスを迅速に提供してまいります。

<「IFRS推進本部」の概要>

推進本部長
小島秀雄 副理事長
副本部長
若松昭司 経営専務理事(クライアントサービス本部長)
高橋秀法 経営専務理事(品質管理本部長)
ステアリングコミッティ
常務理事・IFRS導入クライアント担当者を中心に11名
推進本部メンバー
約600名

(2008年10月16日現在)

<背 景>

IFRSは、2005年より欧州連合(EU)域内資本市場における統一的な会計基準とされ、現在では、100カ国以上の国や地域で採用または(一部)導入されています。

また、米国市場でも、IFRSに準拠した財務諸表を作成する外国登録企業に対して、米国会計基準への調整表を作成する義務が廃止され、さらに2008年8月にはSECにより、米国内上場企業に対するIFRS適用の方針が提案されています。

一方、日本では、日本会計基準自体を段階的にIFRSと統一化していくコンバージェンスが進められてきました。しかし、IFRSの採用へ向けた世界的な潮流の中で、日本市場および日本企業においても、IFRS導入に関する調査や体制づくりを行うニーズが、今後、急速に増大していくものと考えられます。

<主要なIFRS関連サービス>

1.IFRSへの移行支援サービス

IFRSに対する多様なニーズに対応すべく、多くの日系多国籍企業をサポートしてきた豊富な実務経験に裏打ちされたIFRS支援サービスを提供します。

IFRSへの移行に当たり、影響度調査および分析、移行プロセスの設計および計画策定、ソリューションの構築、ソリューションの導入、IFRS導入後のレビューに至るまでの各工程において、アーンスト・アンド・ヤングにより開発されたアプローチに基づき、会計的な側面のみならず、ビジネス・プロセス、IT、教育研修などに関しても幅広く一貫したサポートを行ないます。

2.IFRSアドバイザリーサービス

IFRSの適用に当たり、業種別、金融商品などの個別論点ごとの案件に対し、高度な知識を有する専門家によるコンサルティングを提供します。

3.IFRSナレッジおよび導入ツール

IFRSの最新の動向や、世界各国および各業界にまたがる横断的な実務経験や商慣行、取引事例に基づくIFRSに関する分析結果を、定期刊行物「情報センサー」「IFRS outlook」やセミナー、書籍などさまざまな手段を通じて提供します。

 

〔ご参考〕

Ⅰ IFRS認定者制度について

新日本有限責任監査法人では、最高品質のIFRS関連サービスを提供するため、IFRS認定者制度を設けており、アーンスト・アンド・ヤングが設定するグローバル水準の厳しい認定要件をクリアした認定者がIFRS関連サービスを提供します。

Ⅱ 「IFRSデスク」について

1.発足の経緯

2002年10月のノーウォーク合意により米国財務会計基準審議会(FASB)も国際会計基準審議会(IASB)と協調し、米国基準とIFRSのコンバージェンスを進めていく方針を公表しました。同様に、わが国でも日本基準・IFRSのコンバージェンス・プロジェクトが、企業会計基準委員会(ASBJ)とIASBにより進められています。

こうした中、当法人は、2004年よりIFRSサービスに関するニーズの高まりに対応するため、IFRS専門担当者による常設の専任部門「IFRS デスク」を設置しています。

2.現在までの活動

「IFRS デスク」は、アーンスト・アンド・ヤングがグローバルで過去にさまざまな業種における多様なサービスの提供を通じて培った経験と、IFRSにおいて常に会計業界をリードしてきたアーンスト・アンド・ヤングの深い専門的知識や最新の実例に基づき、日系多国籍企業をはじめとしたクライアントに対するIFRS移行支援サービスなど、きめ細やかなサービスを提供し、多くの実績を挙げています。

3.アーンスト・アンド・ヤングのIFRS組織

アーンスト・アンド・ヤングは、IFRSに関する専門的知識を世界中で共有し、グローバルで均質に適用することを目指しています。当法人のIFRSデスクは、アーンスト・アンド・ヤングのIFRSネットワークにおける日本エリアデスクとして機能しており、次のような特徴を有しています。

・ コンサルテーションおよび審査に当たっては、原則として海外に見解を仰ぐことなく、日本エリアとして主体的に判断を行う権限を有しています。

・ IFRS政策委員会に当法人の代表者が常任委員として参画しており、ここでの活動を通じて、IFRSの均質適用に向けたアーンスト・アンド・ヤングのガイダンス作りに積極的に関与しています。

<アーンスト・アンド・ヤングIFRSネットワーク>

アーンスト・アンド・ヤングIFRSネットワーク

以上

《本件に関するお問い合わせ先》
新日本有限責任監査法人 広報室
TEL 03-3503-1037 / FAX 03-3503-1041